“残業ゼロ”がモットーの私の前に現れた“ブラック上司”――吉高由里子主演で『わたし、定時で帰ります。』ドラマ化!

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公開日:2019/1/29

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『わたし、定時で帰ります。』(朱野帰子/新潮社)

 朱野帰子の小説『わたし、定時で帰ります。』が吉高由里子主演で実写ドラマ化決定。残業ゼロをモットーとした新しいお仕事ドラマとあって、「これは会社中に広めたい」「吉高さんのOL役すごく楽しみ」と話題だ。

 同作の主人公となるのは、絶対に残業しないと心に誓うWEB制作会社勤務のOL・東山結衣。結衣は入社以来残業ゼロを貫いており、誰よりも効率とスピードを重視して仕事をこなしている。そんな彼女の前に現れたのは、新任の部長・福永清次。福永は結衣と正反対の思想を持つ“ブラック上司”だった―。

 原作は2018年に発表され、単行本の出版をきっかけに定時退社を推奨する「『わたし、定時で帰ります。』プロジェクト」がスタート。プロジェクトでは働き方に対する意識調査や「ホワイト退社デー」と名づけられたキャンペーンを実施し、今の働き方を見直すように問いかけている。「現代の労働問題の縮図みたいな小説」「こんなにブラックな環境で定時退社できる結衣が羨ましい」「社会がこんな風に変わってくれれば… と思わずにはいられなくなる」と働く世代からの反響が続出した。

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 ドラマでは結衣を吉高が演じ、福永役にはユースケ・サンタマリアが出演。さらに結衣の元婚約者・種田晃太郎役に向井理、同僚・三谷佳菜子役にシシド・カフカ、信頼できる先輩・賤ヶ岳八重役に内田有紀など、豪華な俳優陣の出演が決定している。吉高はドラマについて、「見終わった後には心が少し軽くなって明日が前向きになれるような作品になっていくと思います」とコメント。原作者の朱野は「長時間労働に追いつめられた同僚たちを、吉高さん演じる結衣なら必ずや止めてくれるでしょう」と期待を寄せた。

「これを見るために定時退社したい」「キャストもこれなら安心して見られそう」「ドラマがヒットして少しでも社会に変化があるといいな」と注目を集めている同作。放送は2019年4月からとなるので、今から心待ちにしていよう。

■ドラマ「わたし、定時で帰ります。」
原作:朱野帰子
演出:金子文紀、竹村謙太郎 ほか
脚本:奥寺佐渡子、清水友佳子
出演:吉高由里子、向井理、シシド・カフカ、内田有紀、ユースケ・サンタマリア ほか
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/watatei/