厳格な父が認知症になった――映画「長いお別れ」豪華キャスト&特報解禁で早くも大反響!

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公開日:2019/2/3


 2019年5月公開の映画「長いお別れ」からキャストが発表され、合わせて特報映像が解禁。ファンから「実力派で固めてきたな」「ハンカチ忘れず劇場に行かなきゃ」と大きな反響が巻き起こっている。

 原作は中島京子の同名小説で、記憶を失いゆく父と家族の温かく切ない日々を描く。久しぶりに集まった娘たちに告げられる、厳格な父・昇平が「認知症」になったという事実。そんな昇平に戸惑いながら向き合うことで、自分自身を見つめ直していく家族たち。そしてある日、家族の誰もが忘れかけていた“愛しい思い出”が昇平の中に今も息づいていると知り─。

 監督を務めるのは、宮沢りえ主演映画「湯を沸かすほどの熱い愛」で日本アカデミー賞など国内の映画賞を席巻した中野量太。キャストは昇平の娘で恋に夢に思い悩む次女・芙美を蒼井優、慣れないアメリカでの生活に困惑する長女・麻里を竹内結子が演じる。また昇平の妻であり、専業主婦として家族を献身的に支えてきた曜子役に松原智恵子。元中学校校長で認知症によって記憶を失いゆく昇平役として、名優・山崎努が名を連ねた。

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 解禁となった特報映像は、キャラクター紹介をかねてメインキャスト4人の姿が次々に展開。弾けるような笑顔だけでなく、涙を浮かべる麻里やラストには「あんた誰だ」と問いかける昇平の声も聞こえてくる。なお蒼井は芙美役について、「彼女が30歳を超えてもう一度家族から学ぶことの大きさが大切なのかなと思いながら演じました」とコメント。山崎の著書から芝居を学んできたという蒼井は、山崎との共演は感動の連続だったと明かしている。

 約30秒と短い特報映像ながら家族の温もりを感じさせる内容で、ネット上には「自然な演技がめちゃくちゃ良い感じだ…」「設定だけで泣けてくるのに特報の空気感も泣かせにきてるな」「原作大好きだからあの雰囲気出せるかな? って心配だったけどこれなら安心」「原作小説に流れるテーマ性をそれぞれの役者さんが大切に演じてくれることを期待」といった声が溢れ返った。

 名優たちの共演によって、認知症に対するドラマがどのように展開されるのか。公開を楽しみにしていよう。

■映画「長いお別れ」
公開:2019年5月
原作:中島京子
監督:中野量太
脚本:中野量太、大野敏哉
出演:蒼井優竹内結子、松原智恵子、山崎努 ほか
公式サイト:http://nagaiowakare.asmik-ace.co.jp/

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『長いお別れ』(中島京子/文藝春秋)