「今日のコナンは勉強になる…」コナンが解説した“危難失踪”が話題に【アニメ「名探偵コナン」】

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公開日:2019/3/8

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『名探偵コナン』95巻(青山剛昌/小学館)

 2019年3月2日(土)に、アニメ「名探偵コナン」の第80話(デジタルリマスター)が放送された。今回はある男性の失踪にまつわる事件が起こるのだが、「こんなところで法律を学ぶとは思わなかった」と驚きの声が上がっている。

 コナンが元太や光彦と一緒に外で遊んでいると、元太の投げたボールが離れた場所で絵を描いていた男性に当たってしまう。コナンは慌てて謝るが、男性は急に頭痛を訴え苦悶。病院に連れていくと、記憶喪失の状態だと診断された。医師に事情を聞いた直後、男性が荷物と共に病室から消えたと騒動に。翌日、最初に男性と出会った場所で彼の遺体が発見される。

 コナンは彼が記憶を取り戻したのだろうと考え、持っていたスケッチブックを手がかりに何か関係のありそうな家を特定。話を聞くため部屋に上がると、そこに男性とそっくりな遺影が置かれていた。家主の早瀬君江いわく、遺影はかつて雪山で失踪した旦那・達夫のもの。失踪して1年が経過した時点で、法律的には死亡扱いとなっている。

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 通常の失踪は7年で死亡が認められるが、災害や遭難などに巻き込まれた場合は「危難失踪」といって1年で死亡扱いに。分かりやすいコナンの説明には、「失踪にも種類とかあるんだな」「普通に生きてたらほぼ聞くことのないワードだ」「今日のコナンは勉強になるね」と視聴者から感心の声が相次いでいる。

 コナンは家の様子をくまなくチェックし、死亡した男性が間違いなく達夫だと確信。達夫は雪山から生還したにも関わらず、記憶喪失のまま放浪画家としてさまよっていたのだ。しかし記憶が戻って自宅に帰ったところで、君江に殺されてしまう。君江は遺産を受け取っているため、その遺産を守るために達夫を殺害。達夫の遺品を処分したり家を徹底的に掃除することで、DNA鑑定や指紋鑑定などをしづらい状態にしていた。

 小五郎と目暮警部を巧みに誘導したコナンは、小五郎を眠らせて達夫が最近この家に来ていた痕跡を指摘。観念した君江は全てを自供し、事件は幕を閉じた。意外な法律まで学べた今回のエピソード。覚えておけばいつか何かの役に立つ日がくるかも?

■アニメ「名探偵コナン」
放送日時:毎週土曜 18:00~
原作:青山剛昌
監督:山本泰一郎
公式サイト:http://www.ytv.co.jp/conan/