乃木坂46高山一実「夢に向かう姿が美しい」――デビュー作『トラペジウム』に込めた想いとは

エンタメ

2019/3/19

 乃木坂46の高山一実が3月18日(月)、紀伊國屋書店新宿本店で行われた「20万部突破記念!高山一実『トラペジウム』アメイジングお渡し会」に登場した。

 2018年11月に発表した自身初の小説『トラペジウム』の累計発行部数20万部突破を記念して開催された同イベント。『トラペジウム』での囲み取材が初めてということで印象に残っていることを聞かれると、「まさに今日。すごく印象深い日になりました」と答え、「写真集の発売日には、たくさんの記者さんにお話を聞いていただき、それがどんなにありがたいことかわかりました。『トラペジウム』の時はそれがなかったので不安でしたが、今日はたくさん集まっていただけて、20万部達成してこんなに変わるのかと実感しています」としみじみ語った。

 また、現在の率直な気持ちを聞かれた高山は、発行部数や売り上げよりも、多くの人に読まれていることが嬉しかったようで、「本当に嬉しいです。一生のうちに一冊の本を出せるだけでも嬉しかったけれど、それがたくさんの人の手に渡ったということがありがたすぎて…。毎日『トラペジウム』のレビューを見て、嬉しい気持ちになっています」と笑顔を見せた。

 トップアイドルとして多忙を極める高山は、執筆活動について、「空き時間に楽屋で書いたりもしていたんですけども、あまり進みがよくなくて。一旦外に出てカフェで書いたり、テレビ局の食堂の端っこで書いたりしました」と当時の苦労を明かした。そんな苦労の末に生まれた『トラペジウム』には、「夢を叶えるプロセスは素晴らしい」という想いを込めたといい、「アイドルになりたいという夢を持って、こうして叶えられて幸せ。ただ自分がアイドルになってみると、学生時代の自分がすごく輝いて見えたんですよ。それはなぜかを考えた時に、学生時代に夢を向かうあの期間、夢に向かう姿が美しいと思ったんです」と自身の経験を例に挙げ、作品への想いを語った。

「錚々たる作家さんたちに囲まれて、『トラペジウム』が本屋さんに並んでいるだけで嬉しい」と話す高山は、小説で賞を獲ることは意識していないそうで、続編についても「ゼロではないです。今回は主人公にスポットを当てて書いたので、ほかのキャラクターで書いてもいいかなという気持ちが3%くらいあります」と、まだ具体的には決めていないよう。

 しかし、「映像化するとしたら?」との問いには、「主人公の東ちゃんは本当にアイドルが好きで、どうにかしてアイドルになりたいと思っている女の子。実際にそういう子が全国にいると思うので、闘志を燃やしつつ虎視眈々とアイドルになることを狙っている子をオーディションで見つけ出して、そのまま乃木坂46のメンバーになったら面白いかなとずっと思っています」と夢を語り、目を輝かせた。

取材・文=明日陽樹/TOMOLO 撮影=山口宏之