「本好きにはうれしい映画」『死ぬまでにしたい10のこと』の監督が映画化した『マイ・ブックショップ』――原作本を3名にプレゼント!

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更新日:2019/3/21

 英国ブッカー賞受賞作家ペネロピ・フィッツジェラルドの原作『The Bookshop』を日本でも大ヒットした『死ぬまでにしたい10のこと』(03)のイザベル・コイシェ監督が映画化した『マイ・ブックショップ』。3月9日(土)からシネスイッチ銀座やYEBISU GARDEN CINEMAなどを皮切りに全国でロードショーがスタートした。

本好きにはうれしい映画評論家:川本三郎

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 本作は、第32 回ゴヤ賞主要部門で3冠(作品・監督・脚色)を獲得。第68 回ベルリン国際映画祭ベルリナーレ・スペシャル部門に出品されるなど話題作だ。

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 舞台となるのは、1959 年のイギリス東部、書店が1軒もなかった保守的な海辺の小さな町。主人公のフローレンス(演:エミリー・モーティマー『メリー・ポピンズ リターンズ』などに出演)は、夫を戦争で亡くし未亡人になってしまう。女性の開業など一般的ではなかった時代に周囲の反発を受けながらも、フローレンスは、本屋のない町に夫との夢であった本屋を開く。

 40年以上も邸宅に引きこもりながらただただ読書する毎日を過ごしていた老紳士ブランディッシュ(演:ビル・ナイ『ラブ・アクチュアリー』『アバウト・タイム 愛おしい時間』などに出演)や、フローレンスをよく思わずに妨害する地元の有力者ガマート夫人(演:パトリシア・クラークソン)など個性的なキャラクターを実力派俳優が演じるのにも注目だ。

 また、衣装や小道具などへのこだわり、古き良きイギリスの素朴でノスタルジックな景観が表現される映像の美しさも見どころ。『華氏451』(レイ・ブラッドベリ)や『ロリータ』(ウラジミール・ナボコフ)、『ジャマイカの烈風』(リチャード・ヒューズ)といったストーリーのカギとなる本が劇中に登場する。

 ダ・ヴィンチニュースでは、本作の公開を記念して原作『ブックショップ』(ペネロピ・フィッツジェラルド:著、山本やよい:訳/ハーパーコリンズ・ ジャパン)のプレゼントキャンペーンを実施! 応募方法はダ・ヴィンチニュースのTwitter公式アカウントをフォローし、該当のツイートをRTするだけ!

 ぜひこの機会に映画と原作に触れて本の魅力を再確認してみてほしい。

【応募の流れ】
(1)Twitterでダ・ヴィンチニュースアカウント(@d_davinci)をフォロー
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(3)RTした方の中から抽選で3名様に原作本をプレゼント!
【応募締め切り】
3/月27日(水)23:59まで

映画『マイ・ブックショップ』公式サイト