「これが真実なら三億円事件の見方が変わる」“三億円事件”の犯人による自白本!?『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』

文芸・カルチャー

2019/4/27

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『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』(白田/ポプラ社)

 2018年12月7日(金)に、歴史的大事件の真相を描いた『府中三億円事件を計画・実行したのは私です。』が発売された。ネット上では「これって本当に本人⁉」「もしこれが真実なら三億円事件の見方が変わる」とさまざまな意見が上がっている。

 1968年、東京都府中市で起きた「三億円事件」。従業員4600人分のボーナスを積んだ現金輸送車が、白バイ警察を装いたった1人で近づいてきた犯人に奪われたという事件だ。犯人は鮮やかな手口で1人の死傷者も出さずに奪い去り、奪われた現金は保険会社から補填されたため社員にも被害はなし。警察の必死の捜査もむなしく事件は迷宮入りしたため、“戦後最大のミステリー”とも言われている。

 今回出版された小説は、投稿サイト「小説家になろう」で発表された作品。「ようやく心を決めました。この場を借りて、ひとつの告白をさせていただきます」という文章から始まり、「白田」と名乗る作者によって事件の真相やその後の人生などが綴られていく。「小説家になろう」では800万PVを突破し、サイト内ランキングでも第1位を獲得。累計発行部数は発売から5日で10万部を超えた。

 犯人の自白本とあって、出版直後から「本物だとしたら警察が黙ってないのでは?」「真犯人かどうか誰かに検証してみてほしい」「『小説家になろう』からこんな作品が生まれるとは…」と話題に。最後まで読破した人の間では、「真偽はさておき小説として引き込まれる文章力がすごい」「本物かどうか疑いたくなることまで含めて最高のエンタメ」「たとえ偽物だとしても読んで損はない」と絶賛の声も上がった。

 2018年12月からは、WEB漫画サイト「少年ジャンプ+」でコミカライズ版の連載がスタートした。気鋭の漫画家・MUSASHIによって、白田の独白がより分かりやすい物語になっている。月に1話のペースで更新されており、最新3話まで無料で公開中。「ジャンプ+の連載陣でも異質な作品」「これからの展開をどう描くのか気になる」と期待の声も寄せられているので、今後の更新も楽しみに待っていよう。

◆「少年ジャンプ+」公式サイト:https://shonenjumpplus.com/