ショートショートの文学賞にリニューアル! 数々の名作を生んだ「坊ちゃん文学賞」が作品募集開始

お知らせ

更新日:2021/4/27

 2019年4月23日(火)より短編小説の公募を開始した「第16回 坊ちゃん文学賞」。近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちゃん』に描かれた街である松山市が創設したこの賞は、昭和の最後の年からスタートし、これまで15回・30年にわたって人気作家と作品を生み出してきた。

 そして平成の最後に、親しまれてきた名称はそのままに「ショートショート」の文学賞へリニューアルしての募集となる。ショートショートは書く楽しさを感じてもらいやすく、世代を問わず参加できるという、文学の間口を広げる力があるため。また、俳句と同様に短い言葉で表現する特長を生かし、この賞を「文学の入り口」として、これまで松山市が取り組んできた「ことばと文学のまち松山」の魅力を更に広く発信していく目的もある。

 審査員長に選ばれたのは、松山市出身で新世代ショートショートの旗手として活躍する小説家・田丸雅智さん。「ぜひ気軽な気持ちで、楽しみながら、ご応募いただければと思います。『ことばと文学のまち松山』にて、素敵な作品と出会えることを楽しみにしています」とコメント。ほか、声優・ナレーターの大原さやかさんと映画監督の山戸結希さんが審査員を務め、3名の多様な視点から作品を評価して大賞・佳作を決める。応募締め切りは2019年9月30日(月)までだ。

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大原さやかさん
田丸雅智さん
山戸結希さん

■第16回 坊ちゃん文学賞募集要項

<募集作品>
4,000字以内のショートショート。テーマは不問、日本語で書かれた未発表で筆者自身のオリジナル作品に限る。

<応募資格>
年齢、性別、職業、国籍、プロ・アマ問わず

<応募方法・募集締め切り>
・インターネット:2019年9月30日(月)23時59分までに、公式サイトのフォームにて応募。
・郵送:2019年9月30日(月)(必着)までに、〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷4-12-8-4Fパシフィックボイス「第16回坊っちゃん文学賞」係へ。応募原稿の体裁、書式、縦書き、横書きは自由。

<賞>
・大賞(1名):賞金50万円
・佳作(5名):賞金10万円

<発表>
2020年1月予定。大賞作品は雑誌「ダ・ヴィンチ」に掲載。

<公式サイト>
http://bocchan-shortshort-matsuyama.jp