異例の5万部突破! 小学2年生が書いた『しょうがっこうがだいすき』の絵本に反響続出

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更新日:2019/5/26

『しょうがっこうがだいすき』(うい:作、えがしらみちこ:絵/学研プラス)

 小学2年生の女の子が小学校入学前後の子供たちへのアドバイスを書いた絵本『しょうがっこうがだいすき』(うい:作、えがしらみちこ:絵/学研プラス)が数々のメディアに取り上げられ、Amazon売れ筋ランキング 本 総合1位(2019年4月12日~4月13日調べ)を獲得するなど話題となっている。

 本書のもとになったのは、愛知県に住む現在小学3年生のういさんが、小学2年生の夏に完成させた自費出版本。ういさんの父親が本を出版したことに刺激を受け、「自分も本を書く!」と半年がかりで作品に仕上げたものだ。元々はご両親が「頑張った成果を形にしてあげたい」と100部限定で自費出版したものだったが、これが評判を呼び、Yahoo!ショッピングの本の総合ランキングで1位(2018年10月6日調べ)を獲得。ついに人気絵本作家・えがしらみちこさんとのコラボが実現し、絵本となった。

 絵本の中には小学校入学前後の子供たちに向けて、小学校が大好きになるための16のアドバイスが詰め込まれている。「せんせいには きんちょうしていることをつたえてみよう」「ゆうきをだして、おともだちにこえをかけてみよう」「むずかしいとおもうことは、れんしゅうしよう」など小学生自身が考えたメッセージは、小学校に不安や緊張を感じている子供たちの心にストレートに届く。

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 保育園の園長先生や現役の保育士さんも「小学生になることへの心配は、親の方が強いかもしれない。ういさんの体験からくる内容は大人も参考になる」「小学校へあがることに不安を抱く子も多い。この本は子供目線でわかりやすく、イラストもかわいい」と絶賛! 読者からも「年長の娘にぜひ読ませたいと思って購入。毎日1ページずつ頑張って読んでいます」「親子で共感しあえる本でした」と反響の声が続出している。

 また本書に付いてくる『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』の著者・坪田信貴さんとういさんの対談をまとめた小冊子もなかなかの読み応え。これから小学校に上がる子供たちはもちろん、未就学児や小学生の子供を持つ親にとっても子育てのヒントが見つけられそうな1冊だ。

文=齋藤久美子