遠藤憲一「かなりハードルの高い役」 小杉健治の小説『それぞれの断崖』が遠藤主演でドラマ化!

エンタメ

2019/6/13

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『それぞれの断崖』(小杉健治/集英社)

 小杉健治の小説『それぞれの断崖』が遠藤憲一主演でドラマ化されることが明らかに。フジテレビ系のドラマシリーズ「オトナの土ドラ」枠で放送されるとあって、「重そうなストーリーだけど興味深い」と話題だ。

 原作者の小杉は、『原島弁護士の処置』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビューした作家。日本推理作家協会賞や吉川英治文学新人賞などの賞も数多く受賞しており、“社会派ミステリーの名手”と呼ばれている。今回ドラマ化される『それぞれの断崖』は、“被害者の父”と“加害者の母”による禁断の出会いを描いた物語だ。

 遠藤演じる主人公・志方恭一郎は、家庭内暴力や不登校など問題の多い中学生の息子を持つ父親。ある日息子が殺害される事件が発生し、怪しげな店で遊んでいた恭一郎は警察から嫌疑をかけられる。やがて息子を殺した犯人は同級生の少年だと分かるが、少年法に守られて罪には問われない。一方、少年への怒りを爆発させた恭一郎は、世間から容赦ないバッシングを受けることになってしまった。

 妻や娘との関係にもヒビが入り、挙句の果てに職まで失った恭一郎。やり場のない怒りは、加害者少年の母親に向けられる。復讐心を持って母親に近づく恭一郎だったが、運命は思わぬ方向へと転がり始めていく――。

 原作は1998年に発表され、読者からは「思いがけない展開の連続で刺激的」「窮地に立たされた人間の心理が丁寧に描かれている」「被害者と加害者、その周囲の人間の人生が凝縮されていた」とさまざまな声が上がっている作品。「オトナの土ドラ」枠では以前も小杉の小説『父と子の旅路』が「家族の旅路」としてドラマ化されており、同ドラマには遠藤も出演していた。

 遠藤は今回の役について、「主人公の感情の変化が複雑で、かなりハードルの高い役。心して演じなければ」とコメント。ファンからは「難しそうな役どころだけどエンケンさんなら安心」「相手の母親が誰になるのか気になる」「見る方も心して見なければ」と期待が寄せられているが、果たしてどんな作品になるのだろうか。

■ドラマ「それぞれの断崖」
原作:小杉健治
演出:村松弘之、藤木靖之、遠藤光貴
脚本:洞澤美恵子
主演:遠藤憲一
公式サイト:http://www.tokai-tv.com/dangai/