「思ったよりガチの建築計画」 空想世界の建築物と向き合う『前田建設ファンタジー営業部』が高杉真宙主演で映画化決定

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公開日:2019/6/30

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『前田建設ファンタジー営業部』(前田建設工業/幻冬舎)

 空想世界の建造物を真面目に検討した書籍『前田建設ファンタジー営業部』が、高杉真宙の主演で実写映画化決定。「面白いタイトルだと思ったら実在する会社なの!?」「発想が面白すぎるwww」と話題になっている。

「前田建設ファンタジー営業部」とは、実在する建築会社・前田建設工業株式会社の公式サイトに開設されたWEBコンテンツ。アニメ、漫画、ゲームといった空想世界において、そこに存在する建築物をどのように建設していくか検討する連載だ。連載第1回で取り上げられたのは、アニメ「マジンガーZ」の汚水処理型地下格納庫。検討の結果、格納庫は工期6年5カ月、工事金額72億円で実現するという結論に至っている。

 連載は「思ったよりガチの建築計画で興味深い」「プールから出現させるための技術に興奮した」「超金持ちだったら是非発注したい」と「マジンガーZ」世代に大好評。2004年には『マジンガーZ 地下格納庫編』として書籍化され、2005年に第36回星雲賞ノンフィクション部門を受賞した。

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 その後も連載は「銀河鉄道999」「グランツーリスモ4」「機動戦士ガンダム」といったさまざまな空想世界を舞台に繰り広げられ、2013年には劇団ヨーロッパ企画のメンバーを中心とした舞台版も上演。映画の脚本は舞台版も手がけたヨーロッパ企画代表・上田誠が担当し、監督は映画「賭ケグルイ」などの英勉が務める。

 映画で高杉が演じるのは、前田建設広報グループの若手社員・土井航。高杉は「ファンタジー営業部のメンバーの皆さんは強烈で毎日の撮影が戦い」と撮影の裏側を語りながら、「夢を見させてくれる、思い出させてくれる映画」と作品をアピールした。

「舞台版も面白かったから高杉くんバージョンも楽しみ」「もしかしたらマジンガーZが出てくるかもしれないと思うとワクワクする」「真宙くんはどんな活躍するんだろう」と期待が寄せられている同作。公開は2020年の予定なので、今後の続報に注目だ。

■映画「前田建設ファンタジー営業部」
原作:前田建設工業株式会社
監督:英勉
脚本:上田誠
出演:高杉真宙、小木博明、上地雄輔、本多力、岸井ゆきの ほか

◆「前田建設ファンタジー営業部」公式サイト
https://www.maeda.co.jp/fantasy/