在宅医療の実態を綴った『痛くない死に方』『痛い在宅医』が映画化決定! 主演の柄本佑に期待の声

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公開日:2019/8/26

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『痛くない死に方』(長尾和宏/ブックマン社)

 在宅医療のスペシャリスト・長尾和宏のベストセラー『痛くない死に方』と『痛い在宅医』をもとにした映画の制作が決定。主演を柄本佑が務めることも明かされ、「重いテーマだけどどんな映画になるんだろう」と注目を集めている。

 作者の長尾は、がんや認知症などの患者を2,000人以上看取ってきた医師。自宅で最期を迎える在宅医療を専門とし、痛みや苦しみを感じない“平穏死”の研究を重ねてきた。2016年出版の『痛くない死に方』は、そんな“平穏死”についてわかりやすくまとめた1冊。その後2017年には、在宅医療の現実をドキュメンタリーとして綴った『痛い在宅医』を発表している。

 長尾の著書を読んだ人からは、「介護や終末医療について具体的に考えるようになった」「自分の死に方をこんなに真剣に考えたのは初めて」「デメリットまでしっかり描いてくれるからすごく参考になる」といった声が。介護が必要な親を持つ世代や、終活を考える世代の間で話題になっているようだ。

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 映画の監督は「赤い玉、」「禅 ZEN」などの高橋伴明が手がけ、柄本は大きな失敗を経験した在宅医・河田仁役を担当。抗がん剤を拒否した男性を苦しませてしまった河田は、先輩の町医者を訪ねて自分に足りなかったものは何なのかを見つめなおしていく。

 映画化について高橋は、「この映画は私の“死に方の提案”です」「この作品が遺作だと思って頑張ります」とコメント。読者からは「こういうテーマの映画は珍しいからぜひ広まってほしい」「柄本さんの演技力ならきっといい作品になるはず」「ほかのキャストもすごく気になる」と期待が寄せられた。

 同作は現在、1口1万円から参加できる協賛金を募集中。1口だけの参加でも、完成披露試写会への招待やエンドロールへの名前記載といった特典つきだ。参加締め切りは、2020年3月31日(火)まで。映画の公開は2020年を予定しているので、続報も見逃さないようにチェックしておこう。

■映画「痛くない死に方」
原作:長尾和宏
監督・脚本:高橋伴明
出演:柄本佑
公式サイト:http://itakunaishinikata.com/

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『痛い在宅医』(長尾和宏/ブックマン社)