ピース・又吉が、直木賞芸人になる日も近い!?

芸能

更新日:2012/9/4

 読書家で知られるピースの又吉直樹が、5月8日発売の『STORYBOX』33号に登場している。「天下御免の読書道」と題して“本選びの極意”について語っているそう。

 書評エッセイ集『第2図書係補佐』でも質量ともに豊富な読書量を披露しており、その“本の目利きぶり”は、辛口書評家・豊崎由美らプロも一目置くほど。それだけに、又吉の本選びの秘密は気になるところ。又吉がカバーモデルも務めているので、表紙を目印に文庫売り場を探してみよう。

それにしても、このところの文芸界での又吉のモテモテぶりはすごい。老舗文芸誌『新潮』では芥川賞選考委員も務めた大御所作家の古井由吉と対談し、綿矢りさを輩出した『文藝』に書評を寄稿、『ダ・ヴィンチ』では京都の書店をめぐり……。ついに『別冊文藝春秋』では、自伝的短編小説「そろそろ帰ろかな」を発表し、小説家デビューも果たした。

 読書量と筆力は比例しないというケースもあれば、よい読み手だからこそよい書き手になるケースも多々ある。さて、又吉はどちらになるのか。

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 ちなみに『別冊文藝春秋』といえば、三浦しをん『まほろ駅前多田便利軒』や道尾秀介『月と蟹』など、近年、直木賞受賞作を大量輩出している小説雑誌だ。もしかして、又吉が直木賞芸人なる日も近い!?かもしれない。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)