「素晴らしい絆で、ただただ泣けた」「まさに想像の裏をかく展開」“男女逆転”大河ロマン『大奥』の最新巻に反響続出!

マンガ

公開日:2019/9/3

『大奥』17巻(よしながふみ/白泉社)

 男女が“逆転”した世界を描いた大ヒットマンガ『大奥』(白泉社)の17巻が、2019年8月28日(水)に発売された。佳境を迎えつつある壮大な歴史物語に、読者からは「まさに想像の裏をかく展開。次の新刊が待ち遠しい」「連載も追ってるけど単行本で一気に読むと勢いがすごい。徳川家茂をここまで面白く描けるなんて…」「最新刊も身もだえするほど面白い!」と絶賛の声が相次いでいる。

 同作は2004年から少女マンガ雑誌『MELODY』で連載されているSF大河ロマン。物語の舞台となるのは男子のみを襲う謎の疫病が国中に流行り、男子の数が激減した江戸時代。女性の将軍に仕える美男三千人が集められた「大奥」で起こる様々な事件が、史実とフィクションを織り交ぜながら描かれていく。

 2010年には海外のSF賞「ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞」を日本のコミックとして初めて受賞した他、「手塚治虫文化賞」マンガ大賞など数々の賞を獲得。実写映画などのメディアミックスも展開され、2012年には堺雅人が主演を務めたテレビドラマ版も話題を呼んだ。

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 最新刊では徳川14代将軍・家茂とその正室、和宮を中心とした物語が展開することに。2人の心の距離は徐々に近づいていくものの、幕府は依然として荒波の中。そして家茂は攘夷決行のために上洛を余儀なくされる―。

 “同性の夫婦”という現代的なテーマにも繋がる家茂と和宮との関係に、ネット上では「2人が信頼と愛を紡いでいく姿に心を打たれる」「家茂と和宮の関係が素晴らしい絆で、ただただ泣けた」「家茂と和宮の関係性が切なくも可愛くて好きなんだけど、この先の展開が不安すぎる。どうか幸せになってほしい…」と大きな反響が上がっているようだ。

 またコミックスと同日に発売された『MELODY』10月号では『大奥』が表紙となり、17巻の着せかえカバーとして使用できる「『大奥』着せかえブックカバー」が付録に登場。最新刊の続きとなるエピソードも掲載され、「家茂との子を作る!」と言い出した和宮と困惑する周囲の面々のその後が描かれている。

『MELODY』2019年10月号(白泉社)

 動乱の時代にあって、「大奥」はどんな変化を迎えていくのか。怒涛の展開からこの先も目を離せない!