「温泉むすめ」有馬温泉で桑原由気&高木美佑が芸妓体験、トークイベントではお肉を「あーん」

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公開日:2019/9/4

 温泉地をモチーフとした地域活性クロスメディアプロジェクト「温泉むすめ」。そのトークイベントが、去る8月4日(日)、兵庫県・有馬川親水公園で開催された。イベントに参加したのは有馬楓花役の桑原由気さんと、湯村千代役の高木美佑さん。ここでは2人の当日の足取りをレポートする。

 彼女たちが最初に訪れたのは有馬温泉街にある芸妓Cafe「一糸(いと)」。ここは店内に舞台があり、芸妓による歌や踊りなどを楽しめるカフェ。着物の着付けを済ませた桑原さん、高木さんは、2人の芸妓からその歴史や裏話などを聞いていく。昔は兵庫県内でも各温泉に多数いたものの、現在は有馬温泉で活動する15人しか存在しないという芸妓。その内の2人による「茶音頭」「有馬ホイホイ節」の踊りを抹茶と和菓子をいただきながら鑑賞した彼女たちは、今度は自分たちで踊ることに。

 少し踊りを教わっただけで高木さんは「バッチリですよ!」と自信を見せる。彼女はその言葉通りに、慣れた様子でどんどん振り付けを覚えていく。その一方で扇子の開き方から四苦八苦していたのは桑原さん。それでも最終的には2人揃って三味線に合わせて踊ってみせた。

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 続いて2人は芸妓と遊ぶゲーム・お座敷遊びにチャレンジ。「金比羅船々」では歌い手のリズムに合わせてお手玉を手を取り合い、「とらとら」では近松門左衛門の浄瑠璃「国性爺合戦」をモチーフにポーズでじゃんけんをする。どちらも単純なルールながら慣れない2人はしくじってばかり。終始、笑いの絶えない芸妓体験となった。

 その後、イベント参加者の一部を対象とした特典のお渡し会を終えた2人は、夕方から有馬川沿いに設置されたステージに登場。珍しいロケーションで有馬温泉に関するトークを繰り広げる。最初のコーナー「有馬温泉いいとこシュート」は事前に2人が挙げた当地のいいところ9つを3×3のマス目に配置し、読み上げられるファンのそれと一致すると当たりに。いずれかのラインで当たりが揃うとご褒美が手に入るいうビンゴゲームだ。2人とファンの思いが通じたか、「(有馬)サイダーがおいしい」や「温泉が気持ちいい」などが次々と当たり、最後は「炭酸せんべいがおいしい」でビンゴ! 2人はご褒美として目前のファンが食べていたものと同じすき焼きをゲットし大喜び。互いに「あーん」をして極上のお肉を堪能する。

 お題に対して答えを一致させる「目指せ金泉、銀泉 ぴったりチャレンジ」、お座敷遊び「とらとら」を「温泉むすめ」風にアレンジした「ぽかぽか」といったコーナーを終え、告知コーナーの最後には神戸市経済観光局の専務理事が登場。有馬温泉と「温泉むすめ」のこれまでの取り組みが評価され、有馬温泉の特別観光大使・有馬輪花と有馬楓花が神戸市、および神戸市経済観光局の公認キャラクターに認定されることが発表される。その認定書を受け取った桑原さんはファンや関係者に感謝しながら「お姉ちゃん役の本宮佳奈ちゃんにも報告したいと思います」と笑顔。大きな拍手に包まれ、イベントは終了した。

 今後も「温泉むすめ」は全国各地でイベントが続々と開催。9月には飯坂温泉や熱海温泉でイベントを行い、10月20日(日)にはゲーム「オンゲキ」とのコラボライブ、12月22日(日)にはメインユニット・SPRiNGSの3rdライブを予定している。

取材・文=はるのおと

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