これは芝居か、現実か? 朴璐美、山路和弘、東憲司が挑む、劇作家テネシー・ウィリアム ズの魂の“さけび

エンタメ

2019/9/6

 舞台やアニメなどで幅広く活躍する朴璐美がプロデュースを務める演劇制作チーム・LAL STORY の舞台『さけび』が、東京・新宿の「サンモールスタジオ」で上演される。公演期間は、2019 年10月17日(木)~10 月27日(日)で、チケットの一般発売が、9月7日(土)午前 10 時からスタートする。演劇の“猛者”たちが挑む、20 世紀を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズの超難作を堪能しよう。

 本作は LAL STORY が手掛けるストレートプレイシリーズの第2弾。昨年の夏に上演された第1弾、アリエル・ドーフマン作の「死と乙女」では劇団桟敷童子主宰の演出家・東憲司が小劇場ならではの空間に描いた、張り詰めんばかりに緊迫した台詞の応酬が繰り広げられる心理サスペンス劇は大好評を呼んだ。また同時に「バッカーズファンデーション演劇奨励賞」を獲得している。

 今回も「死と乙女」に引き続いて東が演出を担当し、「現実と虚構の交錯、理性と狂気の混濁」をテーマに誰も見たことのない劇空間を描き出す。またこちらも前作からの出演である青年座・山路和弘が、重厚で円熟味を帯びた演技で観客を魅了する。情熱的かつ鋭利な芝居で観る者を引き付ける朴と、どんな共鳴を響かせるのか見逃せない。

 日本で上演された記録がほとんどなく、2016 年に劇団民藝の『二人だけの芝居―クレアとフェリース』が本邦初演となる同作。作中には「欲望という名の電車」「ガラスの動物園」といった名作を生み出しながらも作者が生涯負い続けた孤独が、猛烈に投影されている。これまでの作風とは全く異なるものでありながらも、“テネシー・ウィリアムズそのもの”と言える作品だ。

 交錯する虚構の世界と現実の世界。脆くも美しいテネシー・ウィリアムの魂の“さけび”をぜひその目で見届けてほしい。

山路和弘氏
朴璐美氏

<「さけび」ストーリー>
 座付き作家兼俳優の兄・フェリースとその劇団の看板女優の妹・クレア。彼らが率いる劇団が、ある辺鄙な土地へ旅公演にやって来たのだが、「あなたと妹さんは─狂っている!」と、劇団員一同の署名入りの電報を残し、全員跡形もなく消えてしまった。

 残された2人の兄妹。すでにお客は幕の向こうにいる。フェリースは嫌がるクレアを説得し、急遽演目を「二人だけの芝居」に変更し、幕を上げるのだが、その内容は、2人が抱える暗くて悲惨な過去の事件へと結びついていく―。

「なぜはっきり言わないの? 私たちは異常だって!」「やめろ! 自分で着れるものは、自分で着る! ここはヘイヴン州立精神病院じゃないんだ!」

 現実と妄想が交錯する――。

■LAL STORY-sp-舞台「さけび」
公演期間:2019年10月17日(木)~10月27日(日)
会場:サンモールスタジオ
作:テネシー・ウィリアムズ
演出:東憲司(劇団桟敷童子)
出演:山路和弘(青年座)/朴璐美(LAL)

◆「さけび」公式サイト:https://lal-story.wixsite.com/cry00

■チケット料金(税込・全席指定)
前売り:5,500円
当日:6,000円
U_20割:3,500円(LAL STORY扱い限定)(20歳以下/当日年齢確認有り)

■チケット取り扱い
「e+(イープラス)」
http://eplus.jp/lalstory/
※ファミリーマート店内 Famiポートでも直接購入できます。

「チケットぴあ」
0570-02-9999 [Pコード:496-890]
http://t.pia.jp/

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