【連載第4回】ブラウンのアイシャドウで陰影をつけるメイクは卒業すべし

健康・美容

更新日:2019/10/13

『身につけるべきは年相応の美しさ~年齢を重ねても綺麗でいられる永遠モノのメイクテクニック~』(福井美余/KADOKAWA)

 いつもどおりのメイクをしていてふと、「顔が前よりも地味になった」と、感じたことはありませんか?そう思った時がメイク方法やコスメを見直すタイミング。服や髪型と同じく、メイクも年齢に合わせて変えることで今までとは違った魅力を引き出すことができるのです。

 予約が取れないメイク講師・福井美余さんがKADOKAWAから発売したメイク本『身につけるべきは年相応の美しさ~年齢を重ねても綺麗でいられる永遠モノのメイクテクニック~』から、「老け顔」にならない若返りアイメイクのポイントを紹介します。

■アラフォーのブラウンのアイシャドウは疲れて見える

 日本人女性の多くが憧れている『大きな目』。すこしでも理想に近づこうとブラウンなどの濃いアイシャドウで陰影をつけていませんか?30代の女性のみなさん、そのメイクもう卒業してください。

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 “年齢とともにアイホールが落ちくぼんで、目元にはすでに影ができています。そこにブラウンを塗ると、落ちくぼみが強調されて、疲れた印象をつくってしまいます。”(引用)

 若い頃から続けてきたメイクでは、年を重ねた自分の魅力をかき消してしまいます。大人のアイメイクには自然にできた陰に光をプラスすることが必要なのです。

 ベースカラーはパール入りのシャンパンカラーがおすすめ。目元を明るくして瞳を輝かせましょう。特に、デイリーメイクには細かいパールがマスト。粒が大きいラメのシャドウは華やかですが、派手な印象を与えてしまいます。さりげなく上品な印象を演出することが老けて見えないメイクでは重要です。

■目が小さくなった?と感じたらインラインをいれてみて

 年齢を重ねると徐々に気になってくるのが目元のたるみ。肌にハリがなくなると皮膚の薄いまぶたがたるみ、目が小さく見えます。ここでついついしてしまうNGメイクが『アイラインを太く引く』こと。目を大きく見せるためにアイラインを太く引くことは逆効果で、厚化粧に見えてしまう原因にもなります。そこで必要になってくるメイクが「インライン」なのです。

 “自然な目力をつくるには、「インライン」がおすすめ。まぶたの内側の粘膜の部分に描くアイラインのことです。

 これならパッと見たときに「線」がわからないので、すごく自然で、厚化粧になりません”(引用)

 「あかんべー」をするように下まぶたを引っ張ってまつ毛の内側を出し、目尻から黒目の下までペンシルで細いラインを描いてみてください。

 今まで下まぶたにラインを入れたことがない人も少なくはないでしょう。はじめは粘膜にふれることが怖いかもしれません。しかし、インラインの効果は絶大。たるみによって小さく見える目元をシャキっと、年齢以下の若々しい目元に変えてくれます。また、下まぶたの印象を変えることで今まで感じていた厚化粧感をなくし、自然体で美しい目元をつくりあげることができます。

■目元の悩みはメイクで補える!

 年齢が一番出やすいと言われる目元。アイメイクは濃くすればよいものではありません。大人のアイメイクは立体感を強調し、大きく見せるのではなく、光を与え、明るくすることで大きく見せるのがポイントです。

 実際の本ではアイシャドウの締め色の定義や、ビューラー、マスカラのポイントなど、年齢や目の形に合わせたアイメイクの方法を提案しています。ポイント別に写真での解説もあるので是非お家で参考にしながらメイクをしてみてください。

文=平岡瑛里花

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