「メタ発言が多くて最高」歴代の犯人が集結! 特別読み切り『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』が話題/『マガジン』47号

マンガ

公開日:2019/10/25

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『週刊少年マガジン』47号(講談社)

 2019年10月23日(水)発売の『週刊少年マガジン』47号に特別読み切り『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』が登場。歴代の犯人たちが集う展開に、読者からは「面白すぎて声を出して笑ってしまった」と大反響が巻き起こっている。

 今回のスピンオフでは、冒頭から「オペラ座館殺人事件」の犯人・有森裕二が登場。有森がくす玉のヒモを引っ張ると、中から「祝 『金田一少年の事件簿』シリーズ1億部突破!!」と書かれた垂れ幕が。有森は「祝わせるな!!」と自らツッコみ、「何で犯人が名探偵祝わなきゃいけないんだよ!?」「26年ぶりの週マガカムバックがこんな形だとは思ってなかったよ」と愚痴が止まらない。

 「1億部突破したのは犯人(俺たち)のおかげ」と開き直った有森曰く、犯人がいなければ解くべき“謎”が生まれないという。そんな有森に「激しく同意だわ!!」と賛同したのは、「雪夜叉伝説殺人事件」の犯人・綾辻真理奈。綾辻は「私がアリバイのために作った氷橋がこの作品をエンターテインメントに昇華したのよ…?」と語り、シンプルに殺していれば6ページくらいでまとまると主張した。

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 さらに“1億部は犯人のおかげ派”として、多岐川かほるや都築哲雄といった歴代の犯人たちが集結。互いに仲間意識を高めていく中、「魔犬の森の殺人」で犯人となった千家貴司は「いくら難しいトリックがあっても“解く奴”がいなければ始まらない」と“金田一派”を宣言する。さらに「悲恋湖伝説殺人事件」の犯人・遠野英治は、“犯人と探偵の手柄は半々”であり1億部を分かち合おうと提案。犯人たちは5,000万部分の働きをしたと納得し、最後は金田一の“5,000万部突破”を祝福するのだった。

 歴代犯人の豪華共演とあって、読者からは「懐かしい顔がたくさん集まっててお得感がすごい」「なんだかんだで憎めない犯人たちが可愛すぎる(笑)」「『犯人たちの事件簿』に相応しいメタ発言が多くて最高!」といった声が続出している。

 『金田一少年の事件簿』シリーズは、今後どこまで売り上げを伸ばすのか。金田一と犯人たちの奮闘に注目しよう。

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『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』7巻(原作:天樹征丸・金成陽三郎・さとうふみや、漫画:船津紳平/講談社)