「月島、頼むから幸せになってくれ」『ヤングジャンプ』13号、『ゴールデンカムイ』で月島が見せた闇にファン涙

マンガ

公開日:2020/3/4

『週刊ヤングジャンプ』13号(集英社)

 2020年2月27日(木)発売の『週刊ヤングジャンプ』13号。『ゴールデンカムイ』第231話で描かれた鯉登少尉と月島軍曹のやり取りに、ネット上では「今週号は何回も読んじゃう…」「今日も『ゴールデンカムイ』で泣いてしまった」と話題になっている。

 執拗に追ってくる月島から逃亡し、フチの家へと逃げ込んだ谷垣とインカラマッ(ラは小文字)。子どもが生まれそうなインカラマッをフチに任せ、谷垣は月島を山で迎え撃とうと家を出る。しかし家を出た瞬間、隠れていた月島にライフルの銃床で殴られてしまった。

advertisement

 銃口を向けられ絶対絶命の中、「もういい月島やめろッ」と叫びながら騎乗した鯉登が登場。“造反組”ではないかと鯉登を疑う月島だったが、鯉登は「私は鶴見中尉殿と月島軍曹を最後まで見届ける覚悟でいる」と真摯なまなざしで語る。

 罪悪感にさいなまれないように2人を殺すべきではないと諭す鯉登に、多くの命を奪ってきた月島は「私にはもう遅い」と発言。本当に大切だったものもあきらめて捨ててきたと明かし、悲し気な表情でインカラマッを見つめている。月島と鯉登の会話に、読者からは「月島のリアクションを見るに、やっぱり罪悪感に苦しめられてたのかもね」「最初はあまり好きじゃなかったけど、鯉登少尉がこんなに好きなキャラになるなんて…」「鯉登少尉は立派になったな。成長しすぎてなんだかちょっと寂しい」「月島の闇を鯉登が照らしてる感じで最高だった」「漫画でここまで泣いたのは初めてかもしれない。月島、頼むから幸せになってくれ」などの声が相次いでいた。

 鯉登が月島を諭している内に、インカラマッの体調が急変。アイヌの少女・オソマの母親に「続きはあとでやって!」と呼びかけられ、谷垣や月島たちはインカラマッの出産を手伝うことに。無事に出産は成功し、インカラマッと谷垣の子どもは産声を上げる――。

 果たして月島は、谷垣たちを諦めてくれるのだろうか…。

img02
『ゴールデンカムイ』20巻(野田サトル/集英社)