「たまに子どもそっちのけで遊んじゃうよね」アニメ「クレヨンしんちゃん」で子ども以上にガチな先生たちが可愛い

アニメ

公開日:2020/3/5

『新クレヨンしんちゃん』9巻(臼井儀人&UYスタジオ/双葉社)

 2020年2月29日(土)に放送されたアニメ「クレヨンしんちゃん」では、“缶ケリクイーン”と“缶ケリターミネーター”が直接対決。本気で遊ぶ先生たちの様子に、「大人げなくて可愛いな」「たまに子どもそっちのけで遊んじゃうよね」といった共感の声が相次いでいる。

 話題のエピソードは、3本目の「缶ケリウォーズだゾ」。缶ケリがしたいしんのすけたち5人は、適当な広場を求めて幼稚園にやってくる。幼稚園の職員室で空き缶をもらうついでに先生たちも缶ケリに誘ったところ、まつざか先生には予定があるという。その予定とは気合いを入れて臨みたい合コンだったが、子どもたちの純粋な目には敵わない。よしなが先生にからかわれた勢いもあり、結局つき合わされることに。

 どうにか合コンに参加するため、「20分で終わらせるわよ」と気合いを入れたまつざか先生。「缶ケリで勝って合コンでも勝つ」と本気を出し、マサオくん、ネネちゃん、ボーちゃんをたて続けに発見した。ところが服を入れ替えて顔を隠した風間くんとしんのすけを見分けられず、惜しい所で缶を蹴られてしまう。

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 まんまと作戦にハマってしまったまつざか先生は、「負け犬のままじゃ終われない!」と奮起。子どもの頃は“泣く子も黙る缶ケリクイーン”と呼ばれていたプライドに賭けて、子どもたちとよしなが先生を捕まえる。最後の1人となったしんのすけも捕まえてゲームセットかと思いきや、ずっと教室に隠れていた上尾先生が見事缶ケリ成功。実は“春日部の缶ケリターミネーター”と呼ばれていたという上尾先生の不敵な笑顔に、まつざか先生はいっそう“缶ケリクイーン”としてのプライドを刺激される。元気いっぱいの先生たちは、子どもたちが帰ったあとも缶ケリを続行。まつざか先生が夢中になりすぎて合コンの予定をすっぽかしたことに気づくのは、すっかり暗くなったあとだった。

 番組を見た人からは、「缶ケリクイーンと缶ケリターミネーターの対決は笑った」「夜まで遊ぶとかすごい体力だな」といった声が続出。子どもの頃にハマった遊びは、大人になってからも楽しめるのかもしれない。

■アニメ「クレヨンしんちゃん」
放送日時:毎週土曜 16:30~
原作:臼井儀人
監督:ムトウユージ
出演:小林由美子、ならはしみき、森川智之、こおろぎさとみ ほか
公式サイト:http://www.tv-asahi.co.jp/shinchan/