『丘の家のミッキー』 『なんて素敵にジャパネスク』など名作揃い! 少女小説特集【番外編】

特集番外編1

2020/3/6

『丘の家のミッキー』 『なんて素敵にジャパネスク』など名作揃い! 少女小説特集【番外編】

編集S.K.

 今月の特集は、「少女小説」です。ずっとやりたいなと思っていて、ようやく形になりました。少女のための世界を、なぜいま大人の読者に向けて特集を?と思われますよね。私も中学生の頃に熱中し、大人になるにつれて手に取ることがなくなっていました。……なのですが、30代前半でいきなり、とある作品にドはまりしてしまったんです。

 夢中で、すでに刊行されていた既刊を読み、追いついてしまうと新刊を心待ちにしていました。このわくわくはなんだろう、楽しいなぁ……。久しぶりの高揚に感謝したくらいです(笑)。で、思い出しました。少女小説は、私たちのために描かれたときめきの世界だった、ということを。私の中に眠っていた少女の部分が反応したように、きっと大人になったみなさんの少女の部分にも幸せを運んでくれる。そんな思いをこめて特集を作りましたので、楽しんでいただけたらと思います。ちなみにゲストの先生方は、めちゃくちゃ豪華ですよ!

 私がドはまりした作品ももちろん特集内でご紹介しております! 完結作品にも関わらず番外編を書き下ろしていただきました。青木先生、ありがとうございました~!

 

編集N.A

 深夜に布団をかぶり、親の目を盗みながら一心不乱に少女小説読んでいた十代。昔大好きだったとはいえ、今回特集を企画するにあたり「大人になった今読んでもあんなに熱中しないだろ」なんて思っていた、二カ月前の私に大きな声で言いたい。そんなことはないぞ!! 別の感情で身を焦がされるからな!!!

 少女小説現役読者だった頃から15年以上が経過しましたが、作品を読めば読むほど、あの日の気持ちがまざまざとよみがえりました。それどころか、過ぎ去った自分の青春や、自分には巻き起こらなかったラブの風に悲しくなるなど、あの頃とは違う想いが胸を駆けめぐり、失った何かを求めるかのように夜中三時まで飲み屋で『丘ミキ』を読みふけった寒さも厳しい1月末。最高の夜でした。大人になったって少女の頃の私は心の中に生きているし、だからこそ何歳になったって、少女小説はおもしろいのです。

 不安なニュースばかりで外出が難しい今だからこそ、少女小説を読んで心を燃やしてみませんか? 個人的意見ですけど、心が燃えると免疫アップすると思います。