狙うは杉元の唇!? 『ゴールデンカムイ』白石の行動に読者爆笑/ヤングジャンプ20号

マンガ

公開日:2020/4/21

『週刊ヤングジャンプ』20号(集英社)

 2020年4月16日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』20号。『ゴールデンカムイ』第237話では杉元佐一の唇を狙う白石由竹が描かれ、読者から「オイシイところ持っていきすぎでしょ」「声出して笑ったわ!」と大きな反響が巻き起こった。

 海賊房太郎から“手を組まないか”と提案された杉元たち。彼らが乗る蒸気船は、間もなく江別港に差しかかるところだ。到着を目前に“刺青人皮は役に立たない”という話が気になる白石に対し、杉元は「噂に右往左往せず刺青人皮集めは継続すべき」と主張。そこで白石は「ひとまず手を組むフリをして情報を引き出そうぜ」と提案するも、その頃船内には杉元たちの荷物を探る海賊の姿が。やがて甲板へ戻ってきた海賊は砂金の話を持ち出し、油断した杉元たちの背後を狙って奇襲に出る。

 杉元と白石の真後ろで海賊の手下が銃を構えていたが、アシリパ(リは小文字)が先に気づいたことで発砲を阻止。しかし船が木の枝にぶつかった弾みで、杉元は海賊とともに落水してしまう。船の外輪に巻き込まれればひとたまりもなく、杉元は海賊によって水中深くへと引きずりこまれていく。意識が遠のき始めた時、彼が目にしたのは後光を受けながら近づいてくる白石の姿。水中で杉元に酸素を送りこもうと唇を尖らせた白石だが、頑なに拒絶する杉元に殴られてあっさり気を失った。

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 海賊はなおも杉元を放そうとしないが、2人のそばをチョウザメの大群が通過。その内の1匹に杉元がナイフを突き刺して流れに乗ろうとする中、海賊の長髪が外輪に絡まったおかげでようやく解放されることに。水面から顔を出してアシリパをひと安心させたが、杉元は直後に驚くべき行動に出る。再び水中に戻り、外輪に巻き込まれかけていた海賊を助けたのだ──。

 杉元の危機的な状況とは裏腹に、救助のために彼の唇を狙った白石に読者は爆笑。「白石のキャラほんと大好きだわ」「手に汗握る場面でなにやってんだよ!」「助けにきたのに殴られ気絶する流れで笑いが止まらん」といった声が続出した。

 海賊を救った杉元には、どのような考えがあるのか。手を組むつもりであれば、物語は大きく動き出すかもしれない。

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『ゴールデンカムイ』21巻(野田サトル/集英社)