「久米田先生の顔初めて見た」『かくしごと』の久米田康治がテレビ初出演! 漫画&アニメの結末を語る

アニメ

公開日:2020/4/22

『かくしごと』11巻(久米田康治/講談社)

 2020年4月14日(火)に放送されたコミックバラエティ「あの子は漫画を読まない。」に、漫画『かくしごと』の作者である久米田康治が登場。テレビ番組に出演するのは今回が初となるため、「久米田先生の顔初めて見た」「ちょっと漫画の主人公に似てるかも!」と話題になっている。

 『かくしごと』は、漫画家である主人公・後藤可久士が最愛の娘・姫に自分の職業を隠し続けるという漫画家コメディ。「あの子は漫画を読まない。」では、久米田の担当編集者が登場し漫画版やテレビアニメ版の魅力を掘り下げていった。久米田本人は番組の終盤に登場し、ファンの間で噂になっていることや疑問について回答。久米田作品の特徴でもある“キャラ名の付け方”について明かしている。

 久米田の作品に登場する名前は、特徴や性格などをわかりやすく表したものばかり。これは久米田が自分のキャラクターに名前をつけるのが恥ずかしいと感じているためで、毎回“理由付け”をすることでスムーズにネーミングしているそうだ。例えば『かくしごと』には、指示を仰ぐ男で“志治仰(しじあおぐ)”、墨をたらすなと怒られる女“墨田羅砂(すみたらすな)”といった名前が登場している。

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 『かくしごと』はギャグ満載の本編と並行して、姫が成長した数年後の時間軸を描く“18歳編”が進行中。生死不明な可久士の存在や母親が姫に残した箱など、謎の多いストーリーが見どころだ。漫画では本編がモノクロ、18歳編がカラーで描かれており、同じ作品でも雰囲気の異なる展開に。アニメでも背景の描き方を変えるという手法で時間軸の違いが演出されている。

 単行本は現在11巻まで発売中なのだが、次に発売される12巻が最終巻になる予定。放送中のアニメと同時に終わるという仕掛けもあるらしく、これにはファンから「どんなラストになるのか本当に気になる」「久米田先生の伏線回収スキルに期待しかない」「これ絶対最終回で泣くやつだ」と期待の声が後を絶たない。

 奇妙で愉快な父と娘の物語にどんな結末が待ち受けているのか、漫画とアニメの両方から目が離せない。

■アニメ「かくしごと」
放送時間:毎週木曜日24:00~
原作:久米田康治
監督:村野佑太
出演:神谷浩史、高橋李依、花江夏樹、八代拓、安野希世乃 ほか