カメラマンの正体は有名漫画家?『困ったじいさん』作者の仕事場公開YouTubeが「濃密すぎる」と話題

マンガ

公開日:2020/4/27

『困ったじいさん』(大江しんいちろう/KADOKAWA)

 2020年4月8日(水)公開のYouTube「漫画家チャンネル」に、アニメ「困ったじいさん」の原作者・大江しんいちろうが登場。仕事場紹介だけでなく“謎のカメラマン”の存在でも盛り上がり、「声出して笑ったわ!」「20分ほどの動画なのに濃密すぎる」とファンを楽しませたようだ。

 漫画家のカワカミと浦田カズヒロが出演する同チャンネルに、大江はこれまでにもゲストとして度々登場。2人から“準レギュラー的ポジション”と認知されている間柄で、今回の動画では大江の仕事場を舞台にトークが繰り広げられる展開となった。

 さっそくカワカミ・浦田の目に飛びこんできたのは、作業机に鎮座したパソコンと液晶タブレット。大江いわく以前はネーム・下書き・ペン入れをアナログでおこなっていたが、『困ったじいさん』からネーム以外の行程は背景・仕上げまでデジタルでこなしているという。さらにカメラが本棚を映し出すと、びっしり並んだ『斉木楠雄のΨ難』の単行本になぜか突然ズーム。背表紙の「麻生周一」という文字を目一杯アップにしたものの、カワカミと浦田は「まぁカメラマン誰とは言わないけどね」と思わせぶりに撮影者の名前は伏せた。

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 腰を据えてインタビューが始まると、大江は読み切り作品『メガネのベクトル』でのデビュー後は“代原(代理原稿・代替原稿の略)”が多かったと告白。何らかの事情で雑誌の掲載作品に穴が開いた際、大江のギャグ漫画が度々掲載されていたそうだ。「当時は結構休むのが多かったというか結構あったので。まぁ、あんまこれ言って…」と途中から言葉を濁した大江に、カワカミは「そういう時代もあったっていう…」とフォローを入れている。

 普段はなかなか聞く機会がない漫画家同士のトークだけに、視聴者からは「制作秘話満載で面白い!」「漫画家の仕事現場って見てるとワクワクするよね。20分じゃ物足りないよ」といった声が続出。また麻生と思われるカメラマンをめぐり、「麻生周一のムダ使いが最高」「自分の単行本にズームしたのお茶目すぎ」などの反応も寄せられていた。

 次はどのような話題でファンを喜ばせるのか、大江が再び登場する日を楽しみに待とう。

■アニメ「困ったじいさん」
放送時間:毎週水曜 23:29~
原作・脚本・キャラクターデザイン:大江しんいちろう
アニメーション監督:ナミキヒロシ
出演:日野聡、水瀬いのり、森川智之