アンタークチサイトの衝撃シーンが…花江夏樹、岩井勇気らの番組で紹介された『宝石の国』特集に大反響!

マンガ

公開日:2020/4/27

『宝石の国』1巻(市川春子/講談社)

 2020年4月21日(火)に放送されたコミックバラエティ番組「あの子は漫画を読まない。」では、市川春子の『宝石の国』を特集。ファンの心に刻まれた「アンタークチサイト」の衝撃シーンが紹介され、「ピンポイントで狙ってくるとは…」「切ない気持ちになった」と大きな反響が巻き起こっている。

 青年漫画誌『アフタヌーン』で連載中の同作は、不死の“宝石”となった生物と謎の敵「月人」による戦いを描いたアクションファンタジー。連載当初より独創的な世界観や個性的で美しい宝石たちが話題となり、2017年にはアニメ化にも至った。

 番組では作品の魅力を掘り下げると同時に、宝石たちの個性を本物の宝石と比較しながら紹介。例えば主人公「フォスフォフィライト」は“気持ちが弱く頼りない”キャラクターで、本物のフォスフォフィライトも“脆くて扱うのが難しい”レアストーン。作者の市川は脆く美しい同宝石にロマンを感じ、主人公として選んだという。

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 また「欠けていく美しさ」に注目してピックアップされたのがアンタークチサイト。本物の宝石は南極で発見されており、25度以上で“溶ける”特性を持つ。そんな宝石をキャラクター化したアンタークチサイトは、気温が下がるにつれて強さを発揮。しかしフォスフォフィライトをかばった場面で、不意をついた攻撃により体を砕かれてしまう。顔が崩れる際に目がそのまま飛び出すという衝撃的な描写だったが、その姿がファンから「美しい」と評価されたのだ。

 宝石が欠けていく美しさについて、番組は「東洋的な美が描かれている」と表現。視聴者も興味深く内容をチェックしていたようで、ネット上には「キャラの掘り下げ方がお見事!」「知らない情報が多かったので助かる」「“東洋的な美”とは素晴らしい例えですね」といった声が。また「唐突なアンタークチサイトの紹介で動揺を隠せない」「美しさと悲しさが同時に描かれていて、感動したのを覚えてる。改めて見てやっぱり好きなシーン」など、アンタークチサイトにまつわる反応も多く寄せられていた。

 多くのファンを虜にしている『宝石の国』。今後描かれる物語からは、どのような魅力が発見されるのだろうか。

■コミックバラエティ「あの子は漫画を読まない。」
放送時間:毎週火曜 24:00~
出演:花江夏樹、岩井勇気(ハライチ)、宇垣美里