史上最低の撃ち合い?『ゴールデンカムイ』珍妙なバトルに読者呆然/ヤングジャンプ22・23合併特大号

マンガ

公開日:2020/5/6

『週刊ヤングジャンプ』22・23合併特大号(集英社)

 2020年4月30日(木)に発売された『週刊ヤングジャンプ』22・23合併特大号。『ゴールデンカムイ』第239話「発射」では宇佐美上等兵がとんでもないバトルを展開し、「史上最低の撃ち合いwww」「意味不明すぎて脳が理解してくれない」と話題になっている。

 札幌で発生した連続娼婦殺害事件の捜査を進める最中、シルクハットにコート姿で自慰行為にふける人物と出くわした宇佐美。菊田特務曹長が駆けつけた時には2人そろって自慰に及んでおり、菊田は「何なんだこれはッ」と驚きを隠せない。対して宇佐美は手を止めることなく、「こいつが犯人です!!」と叫んだ。

 極まった宇佐美から体液が発射されたものの、犯人は華麗な動きで回避。その人物も勢いよく発射して反撃に転じ、宇佐美がアクロバティックに避けた隙をついて逃走を図る。再び姿を現した犯人は馬に乗っており、宇佐美は馬の体当たりを食らうことに。一方菊田は犯人のコートにしがみつき、なんとかよじ登って背後から拳銃を突きつけた。ところが犯人から発射された体液が目に入り、馬から振り落とされてしまう。

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 犯人を取り逃がした晩に2人の女性が犠牲となったものの、事件現場で菊田は野次馬に紛れていた有古力松を発見。鶴見中尉からは有古が札幌にいると聞いておらず、「土方歳三と一緒か?」と尋ねる菊田の目つきは鋭い。その後オホーツク海沿岸の村で菊田から電報を受け取った鶴見は、部下2人にアシリパ(リは小文字)の捜索続行を指示。続けて「他のものは全員私に着いて来い 札幌へ向かう」と宣言した──。

 宇佐美・菊田と犯人が繰り広げた珍妙な攻防に、読者は呆然となったようす。ネット上には「どこからどうツッコめばいいのか全然わからない」「こんな下らないバトル初めて見たわ」「下ネタにページ割きすぎてて主人公出てこなかったやん」「俺は一体なにを読まされたんだ…」といった反応が続出している。

 今回登場シーンはなかったものの、主人公の杉元佐一たちも札幌に向けて移動中。このまま鶴見や菊田たちと、鉢合わせになってしまうのだろうか。

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『ゴールデンカムイ』21巻(野田サトル/集英社)