「ツイートにいいねをした」は英語でなんて言う? 何気ないフレーズを覚えて英会話力をアップ!

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公開日:2020/5/26

『意外と言えない まいにち使う ふつうの英語 きほんの英語』(田中茂範/NHK出版)

 グローバル化が進む現代社会において、誰もが学校の授業などで英語に触れて育つもの。「文法はバッチリ」「単語はたくさん覚えた」「英語のテストは高得点」と自信がある人もいるかもしれないが、英会話となると話は別。実際に英語で話す機会があると、一体どんな風に表現すればいいのか分からない……と困ってしまうことも多いだろう。

 日本人の多くが抱える英語の弱点は、毎日使う「ふつう」のフレーズを知らないことにある。そんな弱点を克服したい人にうってつけの一冊が、“生きた表現”としての英語を学べる『意外と言えない まいにち使う ふつうの英語 きほんの英語』だ。

 英会話力をアップさせるためには、日常生活で何気なく使う言葉を英語のフレーズとして覚えておくことが何より大切。そこで同書では日常を「電車やバスに乗る」や「買い物をする」、「会議を開く」など23の場面に分け、シチュエーションに応じた表現を紹介している。

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 たとえば「このTシャツで色違いのものはありますか?(Do you have this T-shirt in a different color?)」や「彼のツイートに『いいね』をしました(I “liked” his tweet.)」、「彼は何でも細かすぎるんです(He is too meticulous about everything.)」など、登場するのは誰もが日本語で発したことのある表現ばかり。

 紙面は2ステップ構成となっていて、ステップ1の「文章解説」では慶應義塾大学名誉教授・田中茂範が日常的な英語のフレーズを文法にまで踏み込んで解説していく。

ページサンプル1

 ステップ2の「必須フレーズチェック」では、「文章解説」で紹介されたフレーズの中からとくに重要なものをリストに。英語表現とその意味が一目で分かるように列挙されているので、後から見直して復習するために使えるだろう。

ページサンプル2

 また、「知って得するポイント」についての解説も充実。美容室で「イメージを変えたい」と言うときのイメージは「image」ではなく「look」が正しい、などの実用的な知識を身につけられる。

 身の回りのことを一つずつ英語に置き換えて理解していけば、英会話の基礎は自然と固まっていく。しっかり勉強したはずなのになぜか英語を話せない、という人はぜひ同書を手に取ってみてほしい。