おうち時間をラクにする秘訣って? 13人の「働く母」に聞く、家事&育児と仕事を両立するためのコツ

暮らし

公開日:2020/5/26

『働く母の暮らしマネジメント』(主婦の友社)

 育児・仕事・家事……膨大なタスクを上手にまわすコツを記した『働く母の暮らしマネジメント』(主婦の友社)が、2020年5月20日に発売された。

 新型コロナウイルスの影響によっておうち時間が増えたり、自分や家族の働き方が変わったりと暮らしの変化を実感している人は多いはず。中でも家事や育児をしながら働いている人は、さまざまな悩みを抱えているのではないだろうか。

 同書は自分にとってベストな生活を模索してきた“暮らしをまわす達人”が、実用的なコツを伝授してくれる1冊。登場するのは料理研究家やファッションプロデューサー、整理収納アドバイザーなど、異なるジャンルで活躍する13人の「働く母」たちだ。

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超多忙な松本有美(ゆーママ)が心がけているのは「子どもの話を絶対に聞き流さない」こと


 手がけた料理本は累計45万部超え。大人気料理研究家の松本有美(ゆーママ)さんは17歳、13歳、7歳の息子を育てる「働く母」だ。料理本や雑誌などの記事制作を始めとして、テレビ出演やカフェ経営などで毎日寝る間もないほど忙しい日々を送っている。

 そんな中でもゆーママは、子どもたちのちょっとした変化にすぐ気付けるようにコミュニケーションをマメにとることは欠かさない。子どもたちに話しかけられたときはどんなに疲れていても適当に流さず、必ず手を止めて話を聞くように。どうしても話を聞けない状況のときは、きちんと言葉で説明して待ってもらっているという。

家事も育児も、夫との「平等シェア」で仕事も頑張れる

 無印良品で13年間勤務した後、整理収納アドバイザーとして活躍している水谷妙子さんは、3人の子どもを育児中。水谷さんは結婚した頃はひとりで家事を担っていたものの、子どもの誕生をきっかけとして夫とシェアするようになった。育児はもちろん、家事もお互いの得意分野を中心に分担しており、夫のほうが丁寧にやってくれることも。お互いに仕事をしながら子育てをしているため、感謝の気持ちはあっても「手伝ってもらっている」という思いはなし。そのおかげで新しい仕事にも意欲的にチャレンジできているそうだ。

水谷家の家事分担

リモートワークの日は着替えてオンオフスイッチを入れる

「母親だから」という理由だけで第一線の部署から配置転換されてやりきれない思いを抱えたり、母の介護で休職したり、ときには夫とぶつかったり…。Kobeniさんはさまざまな経験をしながら11歳と6歳の息子を育ててきた。今ではだいぶ仕事のペースも戻り、いいバランスで育児、家事を夫とシェアしている。週に数回、家で仕事をする日はリビングで勤務。もともと集中すると他が気にならなくなる性格なので気が散ることはないものの、オンオフを切り替えるための儀式として必ずきちんとした服に着替えている。

 職種や働き方、子どもの数もバラバラな「働く母」たちが積み重ねてきた暮らしのコツ。ぜひ気になったものを取り入れて、暮らしをブラッシュアップしてみてはいかがだろう?