『サザエさん』マスオさんの“手土産センス”に大称賛「出世コースまっしぐら」

エンタメ

2020/7/5

サザエさん 14巻

著:
出版社:
朝日新聞出版
発売日:
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 6月28日に放送されたアニメ『サザエさん』では、マスオさんが取引先へ持って行った“意外”な手土産が話題に。視聴者からは「ナイス選!」「出世コースまっしぐら」などと称賛する声があがっている。

 そのエピソードは、作品No.8108「悩ましいお土産」。ある日、マスオさんは会社の上司から、取引先の社長のお宅へ訪問してほしいと頼まれる。手土産に何を持っていこうかと悩んでいると、同僚の穴子さんから「あの社長はグルメと聞いたことがある」「中途半端な土産じゃ納得しないだろうな。ご機嫌を損ねたら、君の出世にも響くかもしれないよ」と脅され、プレッシャーを感じるマスオさん。

 家族に相談するも、サザエは高級肉の盛り合わせ、波平は日本酒、子どもたちはケーキやぬいぐるみと、自分の好物を提案するだけであまり参考にならない。結局、訪問前日になっても、まだ用意できずにいた。

 そこで、仕事終わりに手土産探しの街ブラをすることに。「相手のことを思いすぎると土産選びも難しいもんだなぁ」と困っていると、そこにクッキーを販売する威勢のいい声が飛び込んできた。実際に試食してみると、バターたっぷりで甘くて美味しい。人を選ばず、社長宅のみんなで食べられるというメリットも考慮して、このクッキーを手土産にすることにした。

 しかしその夜、安心しきったところに穴子さんから電話が。クッキーを用意したことを伝えると、穴子さんは「それはマズいなぁ…」と一言。どうやら、居酒屋で例の社長と偶然居合わせたようで、「社長の奥さんダイエット中で、甘いものは絶対NG」と話していたとのこと。まさかの一報に仰天したマスオさんは、もう夜中だというのに上着を羽織って「別のものを買いに行かないと」と大焦り。しかし、サザエから「この時間ではどこもやってないわよ」と宥められ、翌朝から探すことになった。

 そして翌朝、まだ空も暗いうちに街中を徘徊するマスオさん。諦めかけたそのとき、一軒の“豆腐屋”から光が! 早速購入し、例の社長宅で豆腐をいただくと、社長の家族からは「できたてのお豆腐ってこんなに甘くておいしいのね」「ダイエット中だから嬉しいわ!」と大好評。社長本人からも「わざわざ朝早くから買ってきてくれたのい?」「フグ田君 とてもいいお土産だよ」と称賛され、結果的に大成功をおさめるのだった。

 お土産のイメージからは縁遠い豆腐という“ツウ”なチョイスに、視聴者からは「手土産にまさかの“豆腐”この展開が読めた人はいないと思う」「お豆腐は良いなぁ」「豆腐で出世コースまっしぐら」「豆腐で喜んでくれたのか! お土産は高価うんぬんより相手が喜びそうなものを選ぶべきだな」「マスオさん、手土産にお豆腐はナイス選!」などと反響を呼んでいる。

 なかなか出来立ての豆腐を食べる機会も少ない昨今。マスオさんのお土産センスが光るエピソードだった。

この記事で紹介した書籍ほか

サザエさん 14巻

著:
出版社:
朝日新聞出版
発売日:
ISBN:
9784022588142