映画『ヒミズ』が高評価の文化系女優・二階堂ふみは腐女子だった!

更新日:2012/6/19

 昨年、『ヒミズ』で第68回ヴェネツィア国際映画祭のマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を日本人で初めて受賞し、その高い表現力から「正統派の映画女優」「第2の宮﨑あおい」との呼び声も高い女優・二階堂ふみ

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 愛読する作家に太宰治、好きなアーティストにパンクバンド「水中、それは苦しい」の名を挙げるなど、“文化系女優”としても人気を集めている。そんな彼女が「SWITCH」6月号『恋するマンガ』特集に登場し、インタビューで好きなマンガ作品について語っているのだが、なんと「BLが大好き」と告白。ヤマシタトモコのBL作品『YES, IT’S ME』を推薦している。

 この作品について、「まず素晴らしいのは描かれているのは愛とか恋のようで、弱さや醜さであり“人間”そのものだということ」と絶賛し、さらに「(主人公が)オトコ同士だからこそ描ける、愛情や友情か分からない、曖昧で甘美な感情について考えさせられる」と発言。BL作品だからこそ持ち得る奥深さに感じ入っている様子だ。

 なんでも、彼女は中学3年生のときにこの作品を読んだことで、「恋愛も悪くないのかな」と思うようになり、同級生に恋をしたのだとか。そのことを振り返り、「つまり腐女子の私に革命をもたらした作品」と総括している。

 また、画についても「“ウケ”側が妙にオンナっぽく描かれるのが私はどうも好きになれないのですが、ヤマシタ先生の画はシンプルなのにちゃんとオトコなところがいいんです!」と腐女子的こだわりを吐露。最近では、北川景子の「宝塚好き=腐女子宣言」がニュースとなり、ネットの一部でバッシングを受けていたが、二階堂の場合、その点は安心の“本気度”だといえそうだ。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)