「現状を“楽しい未来”と言い切る姫に泣いた」スヤリスからこぼれた本音がグッとくる!?/サンデー34号『魔王城でおやすみ』

マンガ

公開日:2020/7/28

週刊少年サンデー
『週刊少年サンデー』34号(小学館)

 2020年7月22日(水)に発売された『週刊少年サンデー』34号。『魔王城でおやすみ』第204話ではスヤリスの本音が垣間見え、「ちょっとグッときた」「なんだかんだで魔王城ライフを楽しんでるのね」と読者をほっこりさせているようだ。

 スヤリスといえば同作の主人公であり、魔王に捕らわれた人間の姫。安眠のためなら手段は選ばない性分で、今回も“いにしえの羽根ぶとん”を手に入れようと奮闘していた。

 前話では魔王城の平穏な雰囲気を取り戻すため、過去にタイムスリップしたスヤリスとのろいのおんがくか。なんとか元通りになる希望が見えてくるも、肝心の帰り方がわからない。とりあえず資料室で手がかりを探ろうとしたところ、その先で“人類王家誘拐計画書”を発見してしまう。

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 のろいのおんがくかが“あの計画書さえなければ…”と考えを巡らせる一方で、当の本人は至って冷静。彼から「さっきの書類、いいの?」「あれがあるからさらわれた… ほっといていいわけ?」と質問されると、スヤリスは「うん。だって知ってるから。楽しい未来になるの」と笑みを浮かべるのだった。

 これにはネット上も「現状を“楽しい未来”と言い切る姫に泣いた」「今日の『魔王城でおやすみ』、めっちゃエモい」といった反響が続出。

 その後2人は無事現代へ帰還し、城の雰囲気も元通りに。残念ながらお目当ての布団は持ち帰られなかったが、スヤリスは「いいよいいよ。この城を求めてたんだよ」とどこか嬉しそうな様子。彼女にとって最高の寝具よりも、いつもの日常の方が安眠材料なのかもしれない。

魔王城でおやすみ
『魔王城でおやすみ』15巻(熊之股鍵次/小学館)