細田守『おおかみこどもの雨と雪』で小説家デビュー

マンガ

更新日:2012/6/22

 細田守の新作映画『おおかみこどもの雨と雪』(7月公開予定)の原作が、6月22日(金)に発売される。この小説は、『サマーウォーズ』や『時をかける少女』の監督として知られる細田の小説家デビュー作でもある。

 『おおかみこどもの雨と雪』は、おおかみおとこに恋をした花が子どもを授かり、その子ども雪と雨が成長していく13年もの月日を描いた物語。「お母さんの話が書きたい」という細田の思いから生まれたこの作品は、母親である花が主人公だ。

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 小説執筆について細田は、『月刊ニュータイプ』7月号で「その文体を使って、文字だけでこの世界を表現すると、どういうことになるのだろう? ということに自分自身でも興味があって、執筆にしてみました」と語っており、企画の立ち上げ当初に細田が書いていた映画のプロットの文体を小説に活かしたという。

 細田アニメの繊細な世界観が、文章でどのように構築されているか。映画より一足先にその世界観を覗いてみては?

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)