『サザエさん』マスオさん“デリカシー0”!? 失礼発言に「無礼すぎて草」「サイコやろ…」

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公開日:2020/8/23

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 8月16日に放送されたアニメ『サザエさん』では、マスオの口あら飛び出したトンデモ“失礼発言”が話題に。

 そのエピソードは、作品No.8136「トウキビ王子と井戸端姫」。話題のシーンは冒頭で訪れた。ある夏の暑い日、サザエはマスオとでかける道中、近所に住むおばあちゃん塩島さんにばったり遭遇する。軒先でテキパキと打ち水をする姿に、サザエは「あら~ おばあちゃんお元気そうですね。おいくつですの?」と問いかけると、塩島さんが「ちょうど83になります」と返答。

 すると、マスオはすかさず「じゃあ今日の不快指数と同じだ!」とひらめいたように笑顔で一言。一瞬で場を凍りつかせてしまったマスオに対し、サザエは「だからあなたは社交性がないっていうのよ」と叱咤し、当の塩島さんも“あっちいけ”と言わんばかりに柄杓に入った水をマスオに向かって撒くのだった。

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 その夜、食卓を囲んだ家族を前にカツオが「目の前のお皿にあるトウモロコシは、塩島おばあちゃんに貰ったものです」とし、「心して味わってください!」とアナウンス。実は、カツオが塩島さんに「56歳に見える」と調子の良いお世辞を言ったところ、そのお礼としてもらったのだ。その後、マスオの一件を知ったカツオは、いつか塩島さんに、カツオと“失礼な男”ことマスオとが家族だとバレたら、二度と美味しいトウモロコシを貰えなくなってしまうのではないかと心配するのだが…。

 そんな折、カツオは塩島さんから「カツオ君。今夜はお兄さんやみんなでお夕飯を食べに来てちょうだい」とお誘いを受ける。“お兄さん”とは誰のことを指しているのかと恐る恐る聞き返すと、なんと「不快指数のお兄さんよ」との返答が。どうやら、塩島さんは既にカツオとマスオの関係性を知っていたようだ。

 そして、夕飯時。塩島さん宅のちゃぶ台を囲むように座ったのは、カツオ、ワカメ、タラちゃん、花沢さん、そしてお説教を受けるのではないかと怯えるマスオの計6名。すると塩島さんは、マスオに対し「うちの人もあなたにソックリでしたよ。融通がきかなくて、でも二枚目で…」と亡き夫の姿を重ね、さらに子どもが4人の6人家族であったことを明かし、「6人前の食事を作ったなんて何年ぶりでしょうね」「まるでタイムスリッ“パ”したみたい」と大興奮。

 マスオから「それを言うならタイムスリップでは?」としたり顔で訂正されると、「そうやってうちの人も間違いを指摘して得意になってましたよ」とツッコミを入れ、一夜限りの楽しい晩餐会が始まるのだった。

 感動的なオチの伏線とはいえ、エピソードの初っ端でトンデモない失礼発言をしてしまったマスオ。その衝撃に、視聴者からは、「マスオさんいきなり無礼すぎて草」「久しぶりにサザエさん見てたら マスオさんキレッキレで笑う」「ナチュラル失礼過ぎて未だにジワジワくる」「人の年齢を不快指数とイコールにする発言やばすぎ」「笑顔で言い放ったマスオさん、今日イチおもしろいな」「流石にサイコやろ…」などとツッコミを入れる声が多くあがっている。

 磯野家の“良心”であるマスオ。たまに見せるダークな部分が、普段の温和な性格をより際立たせているのかもしれない…。