肉食女子の狩場は「理系男子」にアリ!?

恋愛・結婚

更新日:2012/6/26

 「理詰めで付き合いづらそう」「ファッションに気を遣わない」「人の心を読めなさそう」……理系男子のイメージを女子に尋ねると、こんな回答が返ってきた。世間でも“理系男子=非モテ”と言われることも多いが、理系男子こそが女子にとって新たな理想なのでは!? と考えさせられるコミックエッセイがある。

 『理系クン』(高世えり子/文藝春秋)は、彼氏である情報系理系男子のN島くんの生態を通して描いた、“理系男子の取り扱い説明書&恋の手引書”。今月、3巻にあたる『理系クン 夫婦できるかな?』が発売されたばかりだ。この本のなかでは、買い物に行っても「いいものを安く買うこと」がモットーとして貫かれ会話が弾まなかったり、腕によりをかけた料理にもストレートにダメ出しする容赦のなさ、逆に凝った料理にハマる姿など、めんどくさい理系の一面が描かれている。

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 ……が、しかし。デートひとつとっても、モテ男の手練れたエスコートや、ごちゃごちゃと会話の弾み具合を気にする文系男子よりも、理系男子の目的が絞られた行動のほうが潔く、肉食女子の“狩りたい欲”に火がつくはず。「料理や家事を厭わない」(帯文より)というのも、旧態依然とした性別役割を押し付けられたくない肉食女子にピッタリだ。

 しかも、理系に女子が少ないためか「“理系クン”の多くは女性慣れしていません」(本書特設サイトより)という点も外せないポイント。「狩ったつもりが遊ばれていた」という悲しい経験も多い(あくまで筆者の周辺調査による)肉食系にとって落ち着く場所は、ミューズと崇められるような“最初の女”になることなのではないか。研究に忙しい人を選べば、世間に疎そうでもあるので「ビッチ」と呼ばれる心配もなさそうだ!

 『理系クン』の特設サイトでは、意中の男性の理系度をチェックできる「理系クン心理テスト」を実施中。肉食女子のみなさん、まずはこれで理系の魅力をじっくり感じてみてください。

(ダ・ヴィンチ電子ナビ)