『防災イツモマニュアル』で【在宅避難】の準備を! 災害×コロナの複合災害に備えるには?

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更新日:2020/9/2

防災イツモマニュアル
『防災イツモマニュアル』(編:防災イツモプロジェクト、絵:寄藤文平、監修:NPO法人プラス・アーツ/ポプラ社)

 近年の日本は東日本大震災や台風、豪雨被害など、幾度となく深刻な自然災害に襲われている。さらに新型コロナウイルスの感染拡大によって、災害が同時期に重なる「複合災害」が起こる可能性も一段と高まっているようだ。そんな中、普段からできる“防災の備え”を説いた『防災イツモマニュアル』が、2020年8月19日(水)に発売された。

 同書は2016年8月に刊行された『地震イツモマニュアル』の内容に、大幅な加筆修正を施した一冊。『地震イツモマニュアル』は防災の知識をイラストつきでわかりやすく解説した書籍で、実際に読んだ人からは「大震災に備えるため、かなり踏み込んだ防災指南が展開されていて参考になる」「防災本はたくさん出ていますが、この本はとっても簡潔でわかりやすい。すぐに何をすればいいか理解できます」「読みやすく、分かりやすい。防災目線で今の生活に何が欠けているか、判断基準を得られた気がする」と高く評価されている。

 今回発売された『防災イツモマニュアル』では、自宅の安全をしっかりと確保する方法や非常時のために覚えておきたい知識を掲載。いつも持ち歩けるミニマニュアルつきで、防災グッズのオススメ商品も取り上げている。またグーグルやアップル、東京ガスなどの企業が防災に役立つ情報を紹介したコラムコーナーも必見だ。

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 「はじめに」では、同書が刊行された背景として「在宅避難が、これからの防災のカギになる」というメッセージが語られている。災害時の避難先としては「避難所」が真っ先に想定されるが、たくさんの人が集まる避難所は新型コロナウイルスのクラスター発生が懸念されているそう。しかし自宅や親族、知人などの家で安全を確保する「在宅避難」なら避難生活のストレスを減らせる上、クラスター発生のリスクも軽減できる。その他、テントでの避難や車中避難といった選択肢もあり、状況に応じた避難先を選ぶ「分散避難」にも注目が集まっているという。

 防災が新たな局面を迎えつつある2020年。最新の防災テクニックを普段の生活に取り入れて、“もしも”の状況に備えてみてはいかがだろう。