初心者でもできる“金継ぎ”セットが付録! ムック本『簡単! おうちで金継ぎ』に大反響「自宅で金継ぎできるなんて素敵すぎる」

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更新日:2020/9/9

大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単! おうちで金継ぎ
『大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単! おうちで金継ぎ』(宝島社)

 近年ブームとなっている「金継ぎ」を手軽に体験できるムック本『大人のおしゃれ手帖特別編集 簡単! おうちで金継ぎ』が、2020年8月27日に発売。金継ぎが初めてでもうまくいく「初心者キット」が付録となり、さまざまな反響が上がっている。

 金継ぎとは、欠けたり割れたりしてしまった器を蘇らせる日本の伝統的な技法。ひびや欠けなどの破損部分をうるしでつなぎ合わせ、その上から金の粉などをまいて飾ることでつなぎ目を美しく装飾するものだ。技術としては室町時代に確立されたと言われており、茶の湯文化とともに茶器修復のために活用されてきた。

おうちで金継ぎ

おうちで金継ぎ

 最近では、その見た目の華やかさから茶器だけではなく日常使いの食器を修復したり、アクセサリーに応用してデザインを楽しむ人も増加中。インスタグラム上では「#金継ぎ」というハッシュタグが6.5万件(8月19日時点)投稿されており、体験教室や自宅で金継ぎを楽しんだ器や雑貨が紹介されている。また動画サイトで「kintsugi」と検索すると、日本だけではなく海外でもハウツー動画が作られているのが分かるだろう。

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金継ぎアクセサリ一例

 そんな“金継ぎ”ブームの中、同書では入門編として「ひび」を修復し、金継ぎで一番楽しい「色をつける工程」にチャレンジできる付録が登場。また初心者を脱した後は「欠け」や「呼び継ぎ」にもトライできるよう、発展的なハウツーも掲載されている。

金継ぎで一番楽しい「色をつける工程」にチャレンジできる付録

 独創的なコンセプトのムック本に、多くの人が興味を引かれた様子。ネット上では「おうちで金継ぎ!? これは熱い!」「せっかくなので、買ったばかりで割れてしまった器を金継ぎしてみたいと思います!」「これ欲しい。自宅で金継ぎできるなんて素敵すぎる」「本屋さんで見かけてから気になって仕方ない。マグカップを直してみようかな」といった声が上がっていた。

 なお、金継ぎはお手軽な「ひび」でも合成うるしを使った修復に約1日、金粉を塗って乾かすのに約2日という日数が必要。ステイホームが推奨され、おうち時間が増えた今だからこそ、新たに始めるのにぴったりな趣味だと言える。

 思い入れがあって捨てられない器や、簡単には手放せない高級な器が家にある人にはうってつけ。この機会に、どこまでも奥が深い“大人の趣味”をスタートしよう。