電子書籍、「半額なら購入したい」が最多
更新日:2014/3/6
電子書籍の認知度は約7割、利用意向は6割弱と高い水準であるものの、2009年からの調査以来高止まりの傾向がみられる。電子書籍端末の種類は増えているものの、新刊や人気タイトルのコンテンツ量が伸び悩んでいることが原因のひとつとして考えられる。年末から来年の春にかけて上陸されると噂される電子書籍端末の本命、「キンドル」の登場で状況は変わるかもしれない。
また、調査は電子書籍の価格にも及んでいる。結果によると、紙の書籍と比べて「50%程度安い場合購入する」と答えた人が最多の35.5%で、「100%安い(無料)場合購入する」と答えた人が次点の27.7%となった。
現在、電子書店で売られている書籍やコミックは、紙の本とほとんど価格が変わらない。1巻、1話無料などとして間口を広げている書店も多いが、ユーザーが求める価格に至っていないのが現状だ。
【調査概要】
・調査エリア:全国
・調査対象者:20歳から69歳男女
・回収サンプル数:1,000サンプル(性年代均等割付 各セル100サンプル)
・調査期間:2012年6月4日から6月5日
・調査実施機関:楽天リサーチ株式会社
(ダ・ヴィンチ電子ナビより)