友達から恋人に昇格するコツは? 誰でも“ほめ上手”になれる3つのステップ

ビジネス

公開日:2020/9/12

100点のほめ方
『100点のほめ方』(原邦雄/ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 上司と部下、親と子ども、彼氏と彼女…。どんな人間関係においても、相手をほめることは重要な意味をもつ。人間の心を動かすのは命令やアドバイスではなく、ほめ言葉なのだ。もしあなたが周りの人間と強固な信頼関係を築きたいなら、上手なほめ方を解説した『100点のほめ方』を読んでみてほしい。

 著者の原邦雄は世界17カ国、のべ50万人にほめることの素晴らしさを伝えてきた「ほめ育コンサルタント」。脳科学や心理学を取り込んで完成させた教育メソッド「ほめ育」は、300社以上の企業や幼児教育を始めとした教育機関にも導入されているという。

 同書はそんな著者のノウハウを詰め込み、豊富な事例によって「100点のほめ方」を紹介した「ほめ方本」の決定版。すべての人間関係に役立つほめ方を、誰でもできる3つのアクションで丁寧に解説している。

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 まず1つ目のステップとしては、相手が「この人にほめられたい」と思えるような関係性の土台を作るのが重要。続いて「好きなことは?」「継続していることは?」「大切にしていることは?」といった“マジック質問”を行うことで、相手が本当に求めている「ほめポイント」を明らかに。そして最後は相手の過去・現在・未来まで、生き方をすべて肯定する「100点ほめ」の出番だ。

 3ステップは汎用性の高いメソッドなので、誰でも上手なほめ方を習得できるはず。書籍の中では「こじれた人間関係が劇的に変わった事例」として、20のエピソードを厳選。「取引先との商談」や「部下とのやりとり」、そして「友達から恋人へ昇格」や「関係がこじれてしまった両親との仲直り」など、仕事からプライベートまで幅広い事例によってほめ方を伝授していく。

 さらに書籍の最後に記された第4章では、「100点のほめ方+αテクニック」がテーマに。基本的なメソッドを踏まえた上で、より効果的に人をほめるための応用技術を身に付けられる。

 同書を読めば、自分の中でほめることの概念が変わるはず。50万人の仕事と人生を変えてきた「ほめ育メソッド」の集大成に、ぜひ一度触れてみてはいかがだろう。