死神のおじさんも結局サラリーマン!? 灰島重工・大黒部長と黒野のやりとりが世知辛い…/マガジン42号『炎炎ノ消防隊』

マンガ

公開日:2020/9/21

週刊少年マガジン
『週刊少年マガジン』42号(講談社)

 2020年9月16日(水)発売の『週刊少年マガジン』42号では、『炎炎ノ消防隊』第235話を掲載。灰島重工の大黒部長とその部下・黒野のやりとりに、読者から「なんか世知辛い…」といった声が上がっている。

 前話では柱を壊そうとした第2特殊消防隊のグスタフ本田があっけなく撃沈。第2特殊消防隊とともに現場を取り仕切っていた灰島重工も、柱を壊すために動き出す。

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 現場には灰島史上最速で幹部にのし上がったエリート・大黒部長と、その部下で「死神」の異名を持つ黒野の姿が。「撤退しましょう」という黒野の進言を、大黒は「お前の意見など興味ない なんとかしろと言っている」とばっさり切り捨てるのだった。

 灰島では子供を痛めつけることで、力に目覚めさせるという実験に加担していた黒野。大黒の理不尽な命令に黒野は、「施設で子供と遊ぶのと化け物退治が同じ給料っておかしくないですか?」とぼやいてみせる。そんな黒野に大黒は、「それがサラリーマンってやつだ!!」と言い返していた。

 2人のやりとりには読者からも、「上司からのこの無茶振り、俺も身に覚えがあるわ」「苦労の度合いが違っても給料は変わらない… それがサラリーマンだよな、黒野」と共感の声が。ちなみに大黒の返答を受けて黒野は、「実は転職を考えているんです」と心境を明かしている。

 弱いものイジメが好きで、自分を「死神のおじさん」と称する“クセキャラ”黒野。そんな彼でも、サラリーマンの宿命には逆らえなかったようだ。

炎炎ノ消防隊
『炎炎ノ消防隊』25巻(大久保篤/講談社)