蜷川実花「モテるにはマイナスポイントが多すぎる」

文芸・カルチャー

2012/7/5

モットーは“女子には格好良く、男子にはかわいらしく”。いま、注目が集まっているのは、エリカ様だけじゃない。映画『へルタースケルター』の公開が迫り、近ごろメディアへの露出も増えている写真家・映画監督の蜷川実花である。彼女が撮るビビッドな色使いの写真だけではなく、最近では“カッコいい女性”としての人気も急上昇中。6月30日に発売されたスタイルブック『オラオラ女子論』(祥伝社)は、そんな“女子のカリスマ”たる理由がよくわかる1冊だ。

本書は、「蜷川的女子論」と題した全6章をメインに構成。「第一章 格好いいオンナ論」では、冒頭から「キレイにしないのは女として怠慢」「内面を磨くのなんて当たり前」と、手抜き女には厳しい言葉が並ぶ。しかし、実際は“女の子たらし”らしい。いわく、「自分も女性だから、自分がされて嬉しいことを展開していけば、女の子のやって欲しいことが全部見えるんです」。

一方、男性に対しては「父親がものすごく尊敬されている家で育っているから、男の人は立てるものだという考えが無意識のうちに自分の中に染みついているんです」と、実父・蜷川幸雄の影響についても言及。「子持ちだし、バツ3だし、蜷川実花だし、父は蜷川幸雄だし、経済力もネームバリューもある。モテるという角度から見たらそもそもマイナスポイントが多すぎる」と冷静に分析している。この客観的に自分を見つめる態度も、女性にウケる理由のひとつといえるだろう。

このほかにも本書には、綾野剛に向井理といったイケメン俳優からのメッセージ付きグラビアや、ママ友であるマンガ家・東村アキコやPEACH JOHNの野口美佳、コラムニストのLiLyとのガールズトーク座談会も収録している。また、本書以外にも、名言集『蜷川実花の言葉集』(イースト・プレス)や、生きるヒントを綴っている『ラッキースターの探し方』(DAI‐X出版)などの著書もオススメだ。

さらに、現在発売中の雑誌『ユリイカ』7月号(青土社)も蜷川実花を特集。現代美術家の村上隆と対談を行っているので、ファンはもちろん、映画を待ちきれない人はこちらもチェックしてほしい。

(ダ・ヴィンチ電子ナビより)