生きづらさを感じたら占星術で心を覗いてみる!? 専門家が伝授する「月の星座」の読み解き方

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更新日:2020/12/4

月の心理占星学
『月の心理占星学』(岡本翔子/方丈社)

 自分自身の心や無意識のあり方を把握するのは、意外と難しいもの。他人の何気ない一言をきっかけに、自分の新たな一面を知ることも珍しくない。もし自分自身についてより深く理解したいなら『月の心理占星学』を参考にしてみるといいかもしれない。

 同書は、あなたの性質や人生の行方に大きな影響を及ぼす「月の星座」について教えてくれる1冊。本を読めば“自分を知る”ことができるだけでなく、“どう生きればいいのか”のヒントも得られるはずだ。

 雑誌やネットなどでよく知られている「星占い」は、生まれた時の太陽が位置していた星座で判断するのが基本。半世紀以上もの間、この太陽星座による星占いが各メディアでも主流だった。しかし太陽星座の性質を読み、「どうもピンとこない」「あたっている部分もある反面、自分の中には別の性質もある」と感じたことがある人もいるかもしれない。

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 そんな人たちにオススメなのが「月の星座」。「無意識」や「本能」「気質」をみるものであり、普段の生活におけるよりよい振る舞いや暮らし方を教えてくれる占星術なのだという。また、月によって示される性質は、人がどのように「感情」や「肉体」と関わるかを表したもの。つまり人が人とどう向き合うのか、どのような人間関係を築くのかを示してくれるとか。さらに、安心して暮らすために必要なことやモノ、心が幸せだと感じることも暗示してくれるという。

 第1章では、月が人の心に心理的な作用をもたらすメカニズムを説明。第2章では太陽星座との違いを始めとして、「月の星座」の基本的な概要が明かされる。そして第3章では具体的に、読者の「月の星座」について紹介されることに。たとえば子ども時代に培われた無意識の性質や母親との関係、人間関係の営み方やストレスの解消法など、多岐にわたる特徴が解説されていく。

 著者の岡本翔子はロンドンにある英国占星学協会で、心理学をベースにした占星術を学んだ心理占星学研究家。女性誌を中心に数多くの星占いを執筆しており、中でも『CREA』では創刊号から続く人気連載を手掛けている。

「月の星座」について専門家の視点から深く、細やかにひも解いた1冊。同書を読むことで、毎日の生活がより豊かなものになるかもしれない。