『サザエさん』波平がDIYに挑戦! 自信満々にイスを完成させるも「下手くそすぎる」の声

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公開日:2020/12/6

サザエさん
『サザエさん』14巻(長谷川町子/朝日新聞出版)

 11月29日放送の「サザエさん」では、驚異の不器用っぷりを発揮した波平に、視聴者からは驚きの声が多くあがっている。

 そのエピソードは作品No.8178「磯野家、夢の庭」。波平はある日の散歩中、自宅の庭でガーデンテーブルやウッドデッキを作っている主人に出会い、すっかり感化される。帰宅後、自宅の庭を眺めながら、池や松のある和風な庭や、レンガ調の花壇がある洋風な庭など、想像を膨らませ、「やはり家族みんなが喜ぶ庭がいいなぁ」とにっこり。

 早速、完成予想図を描いてちゃぶ台の上に広げると、手を叩いて大喜びする家族たち。しかし、それらすべてを波平が作ると聞いて、一同不安気な表情を浮かべる…。

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 その週末、まずはイスを作るため、木材をせっせと切る波平。「背もたれはおしゃれに…」と背もたれを丸くしようと円型に切っていくも、残念ながら技術が追い付かず“いびつ”な形に。急遽、シンプルな四角い形に路線変更するも、今度はガタたついて座れないというポンコツぶりを発揮する。

 そんなとき、マスオから「手伝いましょうか?」との鶴の一声が。2人で協力してガタつきを直すも、脚を切りすぎておよそイスではなくなにかの台のような不思議な物体が出来上がってしまい、まったく制作が進まないのだった。

 すっかり自信喪失してしまい、木材を放置しっぱなしにしていた波平。テストの点数が悪かったカツオから「飽きっぽいのはお父さん譲り」との皮肉を言われ、再び一念発起し、その後なんとかいびつなイスを一脚完成させると、カツオに向かって「カツオ! わしはやったぞ!」と威勢を放つ。

 その夜、波平が「イスを見ながら祝杯をあげよう」とマスオと乾杯しようとすると、あのイスが消失していることに気が付く。実はあのイスは、カツオが勉強中に使用しており、「このイスじゃないとダメなんだ」「飽きっぽいボクもこのイスに座っていれば、お父さんに見張られている気分になる」と主張。息子のかわいらしい一面に、これまで虚勢をはっていた波平も「ふふ」と笑みがこぼれてしまうのだった。

 波平の不器用さが際立ったエピソードに対し、視聴者からは「波平のDIYスキルwww」「波平の作った椅子の足の部分が斜めになっているから強度に問題があることは明らか。壊れるのも時間の問題である… って言ってるそばから壊れた」「波平、あんな椅子でドヤるなよ」「波平のDIY下手くそすぎるだろ」「波平が自身の不器用を認識する日は遠い」などとツッコミを入れる声が多くあがっている。

 家族のために奮闘した良き父の姿に、家族たちもほっこりしたに違いない…!