ほのぼの系“日常の謎”ミステリー『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』に「即買いしました」と反響続出

文芸・カルチャー

公開日:2020/12/12

晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち
『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』(緑川聖司/ポプラ社)

 知る人ぞ知る名作ミステリーの最新刊『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』が、2020年12月4日(金)に発売。ネット上で「イラストかわいい。読むのが楽しみすぎる!!」「書店で見つけたので即買いしました。前作を読み直してから読もうと思います」「どのエピソードも最後の結びが良いなぁと思う。今後もシリーズが続くようで楽しみ!」といった反響が上がっている。

 「晴れた日は図書館へいこう」シリーズは、いわゆる“日常の謎”と呼ばれるジャンルに分類される作品。ほのぼのとした平凡な暮らしの中で、ふとした瞬間に浮上してくる魅力的な謎の数々──。ミステリーでありながら、誰もが共感できるような作品となっている。

 物語を動かすメインキャラクターは、本が大好きな少女・茅野しおり。彼女の日課は、憧れのいとこ・美弥子さんが司書を務める雲峰市立図書館に通うこと。そこでは日々、本にまつわるちょっとヘンテコな事件が起こっていく。

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 シリーズ第1作『晴れた日は図書館へいこう』は、第1回長編児童文学新人賞の佳作に輝いた作品。2013年にはファン待望の文庫化を遂げ、「ミステリー小説だけれど穏やかで暖かい展開が読み進めていて心地よかった。図書館、本好きの方にオススメ」「ポプラ文庫だけれど十分大人も読める作品。登場人物の子どもたちの心理が詳細に描かれていて、そう言えばそうだったかも…と遠い日を思い出す気分になれるのも懐かしい」「爽やかで気持ちのいい読後感。児童文学と侮るなかれ、本や図書館への愛がたっぷり詰まった、それでいてしっかりとした日常ミステリーで、子どもの心を忘れ気味の大人でもしっかり楽しめました」と大好評を博していた。

 シリーズ3作目の『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』は、前作から約7年ぶりとなる最新刊だ。幻の司書をさがす男性、“本と海”に隠された宝の地図、本を残して家出した少年に切り裂かれた本の秘密など、さまざまなエピソードを収録。しおりと美弥子さんたちは、図書館で起こる一風変わった事件の謎を追いかけていく。

 ゆったりとした時間が流れる図書館と、本にまつわる不思議な出来事たち。大人でも楽しめるミステリーの傑作を、ぜひ手にとってみてほしい。