オザケン、ユニクロ人気を語る

芸能

更新日:2012/7/12

 現在発売中の『装苑』8月号に、小沢健二の小説「うさぎ!」の番外編が掲載され、話題を呼んでいる。
「うさぎ!」は、活動休止状態だった2005年から季刊誌「子どもと昔話」に掲載された小説作品。2010年に行われたライブのDVDや、刊行が待たれていた雑誌『Olive』の連載エッセイ「ドゥワッチャライク」の厳選集などが入った豪華セット『我ら、時』にも、最新6話+αが収められている。

 『装苑』の番外編は、「うさぎ!」の主人公である“うさぎ”が、多忙の小沢に代わって寄稿するというスタイルで進行。「仲間。フレッシュ。狐ファッショニスタスのこと。」と題し、世界のファッションについて綴っている。

 たとえば、世界を席巻するファストファッションブームについては、
「不況の中で「もうそれ持ってる」と言えないアイテムを売ろうとするばかりに、デザインが奇抜になりすぎてしまって、結局お客さんはみんな、普通の定番ぽいデザインを安く売る店に行ってしまった、という気がします」
と言及。“不況=安価なものが求められる”という通説に加えて、ファッション業界の“不況=奇抜なデザインが増えすぎた”という論点を示している。

 昔から定番デザインのファッションが多かった彼だが、もしかしてユニクロでお買い物経験が!? しかし「うさぎ!」は、反資本主義・脱グローバリズムの立場から本当の豊かさを探る寓話とも読める作品だが……。

 番外編ではこのほかに、“ボリビアの森ガール”のことや、“アナキストはなぜ黒い服を着るのか”など、ファッションと経済について考察。現在の小沢健二を知るには、格好のテキストといえるだろう。