『プリズン・ブレイク』が好きなら『ジョジョ』を読め!?

マンガ

公開日:2012/7/14

 今年で連載25周年を迎え、現在発売中の『ダ・ヴィンチ』8月号にて大特集を組まれている「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは、全100巻を超える大河作品だ。「読みたいけれど……」と尻込みしている未読者も実は多いだろう。

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 しかし実は、部ごとに物語が独立しており、それぞれに違った色を持つ「ジョジョ」はどこから読んでもOKなのだ! そこで、『ダ・ヴィンチ』では各部の特徴を表すキーワードをランダムにピックアップ。ピンときたキーワードがあれば、直感に従ってその部から、今からでも読みはじめることができる。

 たとえば「正統派」ストーリーが好きで、「純愛」「吸血鬼」「正義」「ライバル」「宿命」「西洋ホラー」などのキーワードにぐっとくる人には第1部『ファントムブラッド』がおすすめ。「本当の紳士」を目指す、快活で情熱的な青年ジョナサンが主人公で、正義のヒーローが悪に立ち向かう、といった趣の王道ですがすがしい展開だ。

 海外よりは国内もの、しかも「ヤンキー」や「友情」「成長」「恋」などの要素がほしいという人には第4部『ダイヤモンドは砕けない』がいいだろう。これは、現代日本の地方都市の高校生たちが闘いながら友情を深め、成長していく姿を描いた物語。一方で、町では猟奇殺人が進行しており、その犯人との闘いという緊迫したサスペンス要素がのどかに見える町を常にうっすらと覆っていて、物語を重層的で魅惑的なものにしている。フェティッシュな描写が多く、誰にも言えずとも秘かにぐっとくる人も多いのでは?

 第6部は、『ジョジョ』初の女主人公・徐倫(ジョリーン)の物語。無実の罪で刑務所に入れられるが父を救うため脱獄を試み、刑務所で出会った女・エルメェスら、女中心のチームで敵と闘う。『プリズン・ブレイク』のような脱獄ものの醍醐味だけでなく、セクシー&キュートな「キャットファイト」も楽しめる。

 そのもか誌面では1部ごとにその魅力をたっぷり紹介している。

(ダ・ヴィンチ8月号「『ジョジョの奇妙な冒険』連載25周年 JOJO=JAPAN」特集より)