文芸・カルチャー

ラノベとも違う! 今人気の“キャラ立ち小説”とは?

 “キャラクター小説”というジャンルを知っているだろうか。かつては“ライトノベル”と同義だったが、今、一般文芸作品にライトノベルの手法をうまく盛り込んでキャラクターを立たせた“キャラ立ち小説”が読者を強くひきつけているのだ。『ダ・ヴィンチ』8月号では今、大注目のキャラ立ち小説を大紹介。

たとえば、シリーズ累計300万部を突破した『ビブリア古書堂の事件手帖』、コミック化、アニメ化を果たし、多くの女性を虜にした『彩雲国物語』、ドラマ化を前提とした新人賞で大賞に輝いた『猫弁』――。表紙や挿絵にキャラクターイラストをあしらった作品ばかりではなく、必ずしも若年層をターゲットにしているわけでもない。一般文芸のような確かな読みごたえがありながら、キャラクター性で読者の心をしっかりつかんでいるのが特徴だ。軽妙な掛け合い、ぶつかり合う登場人物たちの個性、そこから生まれる人間ドラマ。実在感のある個性的なキャラクターだからこそ、描かれる物語も生き生きとした魅力を放っている。

このような小説は、ビジュアルイメージを具現化しやすいためドラマやアニメなど映像化されるケースも多い。先に挙げた『猫弁』を筆頭に、映画化された『図書館戦争』、今夏からドラマがスタートした『トッカン』、映画化が決定した『万能鑑定士Qの事件簿』なども、このジャンルにカテゴライズされる作品だといえる。映像化を想定し、キャストを自分なりに思い浮かべながら読むのもひとつの楽しみ方だろう。

誌面ではこの他、お仕事×キャラ立ち小説として『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』、『ショコラティエの勲章』、『セレモニー黒真珠』など、特殊能力×キャラ立ち小説として『特急便ガール!』など、さまざまな作品を紹介している。

文=野本由起
(『ダ・ヴィンチ』8月号「文庫ダ・ヴィンチ 一般文芸×ライトノベル キャラ立ち小説が今面白い!!」より)



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