今田、東野、ケンコバ…芸人が“お世話”になったマンガ

芸能

更新日:2012/7/19

 マンガに出てくるパンチラを、食い入るように見つめた思春期。インターネットがなかった時代に小・中学生を過ごした年代であれば、マンガに登場するエッチなシーンに興奮した思い出がきっとあるはず。そんな熱い記憶を、芸人たちが熱く語りつくした。7月4日、11日に放送された『KOZY’S NIGHT 負け犬勝ち犬』での企画だ。テーマは、“青春時代にドキドキ・コーフンさせられ一番お世話になったとってもエッチな性春漫画をプレゼンする”というもの。

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 まず、番組MCである今田耕司が紹介したのは、『昭和の中坊』(末田雄一郎/双葉社)。昭和50年代を舞台に、性に目覚めた中学生がエロに無限のエネルギーを傾ける姿を描いた作品だ。今田は、「主人公がとにかく僕なんですよ」と言うほどに強く共感。ちなみに、思春期の今田は、近所にあった女性専用のレディースマンションの“レディース”という言葉に興奮を覚えていたらしく、「(そんなことだけでも)ムラムラしてたんですよ、昭和って」と解説。まさしく『昭和の中坊』と同じような青春時代を送っていたようだ。

 また、フットボールアワー後藤は、『北斗の拳』(原 哲夫、武論尊/集英社)をピックアップ。エッチ度よりもアクション度のほうが印象的な作品だが、後藤は女性戦士・マミヤがレイによって服を裂かれ下着一枚になったシーンを紹介し、「上戸彩ちゃんが急に脱ぐみたいな、それぐらいの衝撃」と表現した。また、その下着に対しても、「(作品の設定が)水も食料もない時代に、こんな純白のきれいなパンティ穿くかね!」「そしてレイはパンツまでは切らなかったという優しさ」と、お得意のスマートツッコミを炸裂。今田も「南斗水鳥拳、何に使とんねん!」とさらにツッコみ、トークは大盛り上がり。そのほか、フットボールアワー岩尾は『いけない! ルナ先生』(上村純子/講談社)、アンガールズ田中は『ぼくのブラジャーアイランド』(井沢 満、いがらし ゆみこ/講談社) 、東野幸治は『俺の空』(本宮ひろ志/集英社)、スピードワゴン小沢は『ジャンク・ボーイ』(国友やすゆき/双葉社)を紹介。

 そんななか、堂々の「性春漫画ナンバー1」に選ばれたのは、ケンドーコバヤシがプレゼンした近未来SFマンガ作品『狂四郎2030』(徳弘正也/集英社)だ。作中には、自分好みの女性と夢の中でセックスができるマシンが登場するのだが、主人公が体験したのは実在する女性。ケンコバが熱く語ったのは、そんなふたりがバーチャルの世界で行ったセックスのシーンだ。「大人ならちょっと涙するくらい悲しい話」「今まで見たラブストーリーのなかでいちばん純愛の話」とケンコバが太鼓判を押し、この作品を読んでいる今田も「(感動の度合いは)『ONE PIECE』(尾田栄一郎/集英社)と同じ」と評価していた。

 まだまだ埋もれた“性の名作”が発掘されそうな、この企画。第2弾が行われることに期待したい。