仕事が上手くいかない人は“自分基準”。上手くいく人となにが違う?

ビジネス

公開日:2021/2/1

仕事が上手くいかない人は“自分基準”。上手くいく人となにが違う?

 同じ環境で働いている場合でも「上手くいく人」と「上手くいかない人」に分かれがちですが、両者にはどのような違いがあるのでしょうか。以前この問題について林修さんが持論を展開し、注目を集めていました。

上手くいかない人の特徴とは?

 話題になったのは、2019年9月に放送された『林先生の初耳学』(TBS系)での一幕。番組内で林先生は、“上手くいかない人に決定的に欠けているもの”を解説していました。

 彼曰く、上手くいかない人は「自分基準」の考え方をしているとのこと。反対に上手くいく人は、「相手がわかる所はどこかを先に決めておいて、その範囲の中から考える」とのことです。

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 つまり「自分はこうしたい」だけではなく、他者の目線に立てるかどうかが上手くいかない人と上手くいく人の決定的な違い。

 この考え方に視聴者からは、「どの仕事にも共通することかも。特に商品開発とかはいかにユーザーの目線に立てるかがポイント」「『自分が自分が!』って人はちょっとしたコミュニケーションでも話しててきつい」「自分のしたいことだけをやるのは仕事じゃなくて趣味だよね」と賛同する声が上がっていました。

 一方で「確かに相手のことを考えるのは重要だけど、自分の価値基準もしっかりしてないと社会では通用しない」「『自分はこうしたい』っていう明確なビジョンを持つのも大事」「他人の価値観に合わせてばっかの人も、『上手くいかない人』に当てはまると思う」といった意見も。

 一概に「自分基準の考え方をしている人は上手くいかない」とは言えないのかもしれません。

「自分基準」の考え方も大事?

「自分基準」をしっかり確立させている人物としてよくあげられるのが、サッカー元日本代表の本田圭佑さん。

 彼は以前Twitterで、「何度も似たようなミスをしてしまう。そして次こそはと強く決意する。でもまた同じミスを繰り返す。この原因の真犯人を捜索中」とツイートしていました。続けて「自分の中に犯人がいるなんてことは分かってる」と断言。彼の場合物事が上手くいかない時は、「自分を変える」という方向で行動するそうです。

 やはりどちらかといえば「自分基準」な考え方ですが、本田さん流の問題解決方法も「自分と向き合うことって結構大事だよね」「ミスが重なってしまう状況って、自分のことが見えなくなってる時が多い」「さすが世界のケイスケホンダ」と支持されている模様。一度立ち止まって「自分はどうしたいのか」を見つけ直すのも、上手くいかない時は大事なのかもしれません。

 しかしあまり1人で思いつめてしまうと、自分の殻に閉じこもってしまう可能性も。結局のところは、「自分基準」と「相手基準」どちらの考え方も必要なのではないでしょうか。