人間関係「は」良好!? ブラック企業の意外な落とし穴に共感の嵐

ビジネス

公開日:2021/2/10

人間関係「は」良好!? ブラック企業の意外な落とし穴に共感の嵐

 近年問題視されている「ブラック企業」ですが、待遇が良くない会社にはとある意外な共通点があるようです。世間一般でイメージされるブラック企業とは違うものですが、ネット上では共感の声が相次いでいます。

ブラック企業は人間関係が良好?

 話題になったブラック企業の共通点とは、「ブラック企業は人間関係が良好な場合が多い」というもの。以前とあるTwitterユーザーが提言して、広く拡散されていました。

 ブラック企業は社内関係もギスギスしていると思われがちですが、一体どうして「良好」なのでしょうか。

advertisement

 同ユーザーによると、まず待遇が悪い企業は「辞める人はとっくに辞めてる」ことが前提にあるとのこと。その上でなおも残っている人は、「人手が足りないから私が残らなくちゃ!」と思っているお人好しばかりなのだそうです。

 実際にほかの社会人からは、「全てのブラック企業がそうとは限らないけど、確かにうちの会社も人間関係『だけ』はいい」「ブラックだけど、居心地がいいから抜けられないんだよなぁ」「本当にこれはある。お人好しってよりは『洗脳されてる』って感覚に近い」「友人がそれで抜けられなくて体壊してたな」といった声が。

 また「これ自分も当てはまってるわ。ちょっと転職先探してくる……」と、現状に気づかされる人も多いようでした。

求人票の「アットホームな職場」は危険信号?

 ブラック企業に勤めている人にとっては「あるある」な人間関係良好説ですが、一般的な企業に勤めている社会人からは驚きの声が。

「DV被害者と同じような心境じゃないか……」「これってストックホルム症候群ってやつでは?」「いわゆる同調圧力を使って、『人間関係が良好』って雰囲気を作り上げてるのかも」「『私がいなきゃいけない!』って思考は大体ろくなことにならない」などと指摘されています。

 そのほか「よく求人サイトとかでみる『アットホームな職場』って、もしかして危険信号なのかな?」との意見も。

 確かに「少数精鋭」などと同じようにお約束な文言ですが、本当に「ブラック企業=人間関係が良好」なら警戒する必要があるのかもしれません。ただでさえ「『アットホームな職場』ってそれしかアピールポイントがない企業が書くものでしょ」とも言われているので……。

 しかしホワイトな企業にも「アットホームな職場」があるのは事実。自分の企業は黒か白なのか、職場の雰囲気ではなく「待遇」を客観的に見た方が良さそうですね。

あわせて読みたい