「もはや好きを超えてるわ」壮絶な幼少期を支えたのは……ホークスのエンデヴァー愛が感慨深い/ジャンプ9号『ヒロアカ』

マンガ

公開日:2021/2/4

週刊少年ジャンプ
『週刊少年ジャンプ』9号(集英社)

 ※この記事は最新号の内容を含みます。

 2021年2月1日(月)に発売された『週刊少年ジャンプ』9号。『僕のヒーローアカデミア』第299話ではホークスの“エンデヴァー愛”の理由が描かれ、読者から「我々が思っている以上にエンデヴァー大好きっ子だった」「ホークス……泣ける……」などの声があがった。

 ホークスの幼少期が垣間見えた今回のエピソード。彼の父親はかつて端金(はしたがね)ほしさに人を殺め、その逃走を手助けした女性との間にホークスを授かった。

advertisement

 だがホークスは愛されるどころか、勝手に外出することも許されない日々。少しでも出ようものなら「何しに行った!?」「俺を売りに行ったか!?」と父親から罵倒され、時に暴力を振るわれ……。いつしか弱者を救うヒーローに対しても“アニメと変わらない架空の存在”と思い込んでいたのだが、ある日父親が捕まったことで彼のヒーロー像が大きく変わる。

 じつは父親を捕まえた人物こそ“エンデヴァー”。その日から彼が抱いていた「架空(ゆめ)」は「現実」のものへと変わり、やがてエンデヴァーに憧れを抱くように。

 物語終盤には“エンデヴァー人形”を満面の笑みで抱きしめる幼少期の姿が描かれ、最後は「片付けなきゃいけない事が死ぬ程あります」「まず俺の原点から… エンデヴァーさんが困ってる」というホークスの台詞で幕切れ。これにはネット上も「エンデヴァーが原点とか、もはや好きを超えてるわ」「デクにとってのオールマイトがホークスにとってはエンデヴァーだったんだね」「笑顔が心にしみる……」といった反響が相次いだ。

 エンデヴァーがいなければ、今の彼は存在しなかったかもしれない……。

僕のヒーローアカデミア
『僕のヒーローアカデミア』29巻(堀越耕平/集英社)