川上未映子、ビッグダディに励まされる

文芸・カルチャー

2012/7/26

芥川賞作家・川上未映子が育児の参考にしているのは、まさかのアノ人だった!
川上といえば、昨年秋に作家・阿部和重との結婚を発表し、“W芥川賞受賞作家夫婦”として話題を集めた。5月末には長男を出産したことをブログにて公表、現在は育児と執筆活動に追われる忙しい日々を送っている。そんな彼女が、育児の苦労を吐露したのは『週刊新潮』(新潮社)での連載『オモロマンティック・ボム!』でのこと。

はじめての子育てというのは、誰もが悩みが尽きないもの。川上もまた悩みの真っただ中にあるようで、
「授乳やおむつ取り替えのタイミングや睡眠時間、げっぷのさせ方、排泄物のチェックなど、じっさいやってみると現場的にはわからんことばっかりなのである」
という。そのためiPhoneで育児情報を検索し続けるなど、「情報のいいなり」になってしまうことも多いらしい。保健師さんにも「情報ではなく、赤ちゃんと向き合って判断してね!」「完璧じゃなくても笑ってるお母さんのほうが赤ちゃんは好きよ!」というアドバイスを受けたことを綴っており、彼女の一生懸命さ&奮闘ぶりがうかがえる。

そうしたなか、川上が「心の底から頼もしい」と感じているのが、あの大家族バラエティ番組に出演する波瀾万丈のお父さん“ビッグダディ”なのだそうだ。
「(子育てのさまざまなことに)間違えないようにスクエアに、躍起になっていたわたしだったけれど“ダディさんとこでこんなことしてはったか”“ダディさんがこんなこと気にしはるか”と自問すれば、細かいことでキイキイしている自分が何ともちっぽけに見えてくるもので、わたしにとって『ビッグダディ』は娯楽テレビ番組の範疇を超えて現在のひとつの基準として燦然と輝きはじめ、何とも痛快なことであるのだった」

生きざまはもちろんのこと、育児も実に豪快なビッグダディ。たしかに、ビッグダディのいい意味での“大雑把”具合が、日々神経を遣うお母さんたちを励ます部分も大きいかもしれない。ちなみに、『週刊新潮』での連載は、体調不良でしばらく休載する予定とのこと。元気を取り戻し、誌面に復活する日が来ることを心から祈りたい。